「京都の生協」No.44 2001年12月発行 この号の目次・表紙

鳥取県で県農林部長、地元国府町町長を迎え
「これからの農業・畜産のセンチュリープランを考える」
シンポジウム開かれる

 10月20日〜21日、コープ牛乳産直交流協会主催「これからの農業・畜産のセンチュリープランを考える」シンポジウムが国府町公民館、鳥取県美歎牧場ふれあいの森で開かれ、県畜産課、国府町長などの行政関係者、地元大山乳業、鳥取県畜産農協の生産者、京都、滋賀の地域、大学生協の役職員、組合員ら250名が参加しました。
 
 京都生協の小林理事長や県畜産農協の鎌谷専務ら5人がパネリストとして参加。「健康、循環、国産、安全、低価格」を基本にした新産直牛を通して、将来の畜産について問題提起。

 小林さんは「狂牛病では産直牛にも大きな影響が出てしまった。もっともっと、より多くの組合員に産直の意義を伝えなければ」と提案。鎌谷さんは「激流の中を胸まで水につかって頑張っている状態だ。身近なところで循環できる畜産を考えていく必要がある」などと影響の深刻さを訴えました。鳥取大の関根教授は「消費者は安全にどこまでお金を払うか判断しなくてはならない。」と提言。県の谷口・農林水産部長は県の検査体制などを説明し、状況に合わせた支援策を打ち出すことを約束しました。

 京都生協の鳥取牛サポーターは牛の人形を使った鳥取牛のアピールをおこないました。


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