「京都の生協」No.44 2001年12月発行 |
「京のこだわり たべる、たいせつ」をテーマに 第8回 京都府生協大会ひらく |
「食と健康を考えるつどい」として企画されたシンポジウム「京のこだわり たべる、たいせつ」は、10月17日、コープイン京都で開催し、組合員をはじめ広く府民など約150名が参加した。 |
基調講演は「健康は楽しい食事から」。伏木信次・京都府立医大教授から、少子高齢化社会のもとで疾病構造が変化し、寝たきり、痴呆、がんなどが目立つようになっていること、健やかな長寿を実現するためには食生活の工夫、適度な運動が必要であることなどが強調されました。教授は、「がんを防ぐための12箇条」を紹介し、発がんを予防する食品についても解説をされました。
また、狂牛病問題についての特別報告が吉田実・京都生協商品政策室長から行われた。 |
パネルディスカッションでは各パネラーから報告 | ||
京都生協「Canvassアイ」のメッセージ (坂口みどり・京都生協職員) |
わが家の健康家族宣言 (幸ひろ子・乙訓医療生協組合員) |
現代学生の健康事情 (中島町子・立命館保健センター看護婦) |
「たべる、たいせつブック」7185通のレシピが語ったものは (矢野都紀子・「たべる、たいせつブック」編集者) |
健康への関心の高まりと共済ニーズの変化 (永原実・全労済近畿京都府本部事業推進部長) |
京都大学の「わくわく健康ランド」の実践から (萩田菜摘・京都大学生協学生委員会<3回生>) |
最後に、小峰「食の安全」推進委員会委員長が「たべる、たいせつ」活動の考え方を紹介したうえで、食品衛生法改正についての国会請願の取り組み、狂牛病問題の緊急学習会等、当面活動への参加協力をよびかけました。
シンポジウムを通じて、京都の各生協における「食と健康」に関する取り組みの実情が交流された。また、狂牛病問題についての京都生協の考え方や取り組み内容を広くアピールする機会にもなりました。 午前中の「交流会」では「環境活動交流会」(参加者30名)、「ユニセフ活動交流会」(参加者25名)が開催されました。 「環境活動交流会」では京都市ごみ減量推進会議リユースビン検討チームからの報告、京都生協のISO認証の準備状況の報告をふまえた交流。 「ユニセフ活動交流会」では、ラオスのお菓子とゲームを通じて「ラオスを知ろう」との企画や、京都生協のユニセフ活動10年のあゆみをまとめた記念誌の紹介がおこなわれました。
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