「京都の生協」No.45 2002年4月発行 この号の目次・表紙
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「食の安全について生協に期待している!」
京都のマスコミ関係者と懇談
(在洛新聞放送編集責任者会議)
 開会にあたり、吉田会長から生協活動への理解のお礼と「食の安全を求める活動」について報告、月曜会幹事・読売新聞社京都総局総局長 北村 敏泰さんからは「食の安全について危機感をもつ、生協さんの活動に期待したい」などのあいさつがあった。
 報告として、(1)食の安全を求める取り組みについて、(2)BSE問題への対応、商品の取り組み、(3)大学生のくらしの実態調査、(4)介護保険制度と福祉事業の取り組み(5)京都医療生協の「レーザー近視手術」などそれぞれの活動を紹介した。
 意見交換では、(1)生協の財務状況はどうか、ペイオフ対策はどうされているのか、(2)府内産直活動と扱い高は、京都の牛肉の扱いは、鳥取県・大山乳業との関係は、いつからはじまったのか、(3)遺伝子組換え食品についての考え方は、(4)学生のくらしの最近の変化の特徴は、(5)食品の安全と安心のレベルやリスクについての考え方など、多岐にわたっておこなわれた。
 最後に、月曜会幹事・中日新聞社京都支局支局長 足立 宜敬さん、末川副会長から閉会とお礼の挨拶があり、閉会した。
〔ご出席いただいた皆さん〕敬称略
朝日新聞社京都支局支局長 大西信治、NHK京都放送局放送局長 山本壯太、NHK京都放送局放送部長 榊原一、京都新聞社編集局総務 川那部泰岳、共同通信社京都支局支局長 八木稔、KBS京都取締役報道局長 黒田清喜、中日新聞社京都支局支局長 足立宜敬、日刊工業新聞社京都支局長 窪池利夫、日本経済新聞社京都支社支社長 岸根明、日本経済新聞社京都支社支局長 鈴木豊之、毎日新聞社京都支局支局長 相野田虹二、読売新聞社京都総局総局長 北村敏泰の各氏。

第4回 JA女性協と京都府生協連女性役職員と懇談会
2001年12月12日、京都生協コープパリティを会場に
「京のこだわり たべる たいせつ―生産者と消費者をつなぐ―」
をテーマに開催された。
 JA女性協 大村律子会長より、「今回のテーマは、『京のこだわり たべる たいせつ』で交流しましょう」と開会のあいさつ。
 京都生協農産商品部 秦マネージャーより、「JAの皆さんと事業の広がりを強めるために『地産地消』の立場から理解をふかめよう」と報告。
 南部物流センター 堂下センター長より、生協の共同購入の商品が組合員に届くまでを説明。
 JA女性協 三觜さんは京都の農業を守る視点で中国農業の現場で視察してきたようすをスライドで報告。「知ることによって自らの農業経営をみつめたい」と報告。
 京野菜フェアの取り組みに参加した生協の理事からは、「京野菜の食べ方などの情報を組合員に伝える教育も大切だと実感した」などの意見がだされた。JA女性協の役員からは、にがり充填豆腐への質問が出されるなど、和やかな雰囲気の中で意見交流が行われた。
 廣瀬理事はまとめで、「4回目の交流となった今日は、食の安全、事業の話など、ここまで話し合いができるようになったのかと思うと感慨深いものがある。2002年度府内産直20周年を迎え、いろいろな企画を強めたい―」とのべ閉会した。

京都商工会議所と懇談会
 京都の生協は、京都地域産業との関係を強めようと昨年、京都との和・洋菓子業界の懇談会をひらき、それを契機に新たなメーカーさんとの関係づくり(商品取引)がはじまっている。京都の地域・地場産業の取り組みを教えていただき、今後いっそう協力協同関係を強めようと12月19日、京都商工会議所会議室でひらかれた。
 京都商工会議所からは、小堀専務理事、中川中小企業相談者所長、部会担当・大谷さんらに参加いただき、京都府生協連からは、吉田会長理事ら役職員が参加しました。

「食料・農林漁業・環境フォーラム京都2002」開く
地産地消をテーマにシンポ 600人が参加

発言する金澤常任理事
 今年で7回目を迎えた「食料・農林漁業・環境フォーラム京都2002」(京都府農林漁業普及啓発連絡会議、食を考える国民会議共催、京都府生活協同組合連合会など後援)が2月23日、KBSホールで開かれた。小瀧茂同連絡会議委員長、渡辺文雄同国民会議・(財)食生活情報センター理事長のあいさつに続いて、キャスターでエッセイストの福島敦子さんが「世界の食文化にふれて」と題する講演。このあと福島さんを交え、渡部隆夫ワタベウエディング(株)代表取締役、金澤栄子京都生協常任理事、中川泰宏JA京都中央会長の4人が、嘉田良平農林水産政策研究所調整官をコーディネーターに、「地産地消で育てる京都の農林水産業」をテーマにパネルディスカッションをおこなった。中川会長は「人と環境にやさしい農業、元気でもうかる農業を守り、消費者に安全・安心、そして健康を届けていきたい」と発言。
 消費者代表で参加した金澤栄子さんは「丹後でJAと朝市を始めた。新鮮なものが買えるだけでなく、生産者との交流でいろいろのことを学ぶことができた。母親として子どもたちにきちんとした食生活をさせているかが気になる。今後、店舗での朝市のほか、京野菜キャンペーンなどJAとの連携をいっそう発展させたい」と発言した。

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京都府生活協同組合連合会連合会