「京都の生協」No.58 2006年1月発行 この号の目次・表紙

2005年9月4日・京都府総合防災訓練おこなわれる
京都府生協連とJAグループは応急支援物資の調達・搬送訓練に参加
年9月に、京都府総合防災訓練が実施されています。2005年は、主会場である福知山市由良川河川敷(音無瀬橋下流)での訓練とあわせて、福知山市内136地域で水害にたいする「発災対応型訓練」がおこなわれました。
小林智子会長理事(左)、
JA京都中央会・牧野吉明部長(右)

本番さながらの主会場訓練
 9月4日、「前日から総雨量150ル程度の降雨があり、午前6時に大雨・洪水警報は解除されたが、洪水注意報は継続中。午前6時30分、京都府北部で三峠(みとけ)断層を震源とするマグニチュード7.0の大地震が発生」という想定のもと、京都府総合防災訓練がおこなわれました。前年の台風災害をふまえ、2005年は地震と水害を想定した訓練となりました。また5月に誕生した京都府災害ボランティアセンターも福知山会場と丸太町会場の2カ所で訓練に初参加しました。
 主会場での訓練は、消火訓練、傷病者の救出救助・医療救護訓練、緊急物資搬送訓練、ライフライン施設の復旧訓練などがおこなわれました。なかでも自衛隊ヘリによる負傷者の救出救助訓練、大型トレーラー・ユンボ・ダンプ連携の道路啓開訓練など、本番さながらの訓練が注目されました。参加者は1660人にのぼりました。


お茶や牛乳を配る訓練では、子どもたちもお手伝い。写真はお茶を配って山田知事(京都府災害対策本部長)と握手する実佳ちゃん

ヘリによる救急搬送訓練▲

小川正生協連災害対策委員長を先頭に支援物資を配りました

小峰耕二専務理事、鎌部千津子理事京都生協・山根芳子理事と山田知事を囲んで


訓練に参加された生協とJAグループのみなさん
京都府生協連の訓練

 京都府生協連は、京都府との「応急対策物資協定」にもとづき、応急支援物資の調達・搬送のための訓練にJAグループとともに参加しました。京都生協はじめ大学生協、府庁生協などの組合員・役職員31人が参加して、JAグループのみなさん(20人)といっしょに、応急支援物資の牛乳・お茶(200ml 各500本)を会場で配りました。


人工呼吸と心臓マッサージの講習を受ける子どもたち
事前に地域防災学習会を開催

 総合防災訓練に先立ち、8月26日、京都生協福知山・三和・大江行政区委員会と生協連の共催で、「福知山地域防災学習会」をひらきました。小学高学年の子どもたちもふくむ18人が参加し、“いざというときに役立つ”救命方法・応急手当について学びました。開催にあたっては、京都府中丹広域振興局と福知山消防署の協力をいただきました。

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