「京都の生協」No.61 2007年1月発行 この号の目次・表紙

 2006年10月25日、近畿合同防災訓練おこなわれる
京都府生協連とJAグループは応急支援物資の調達・搬送訓練に参加
  2006年度京都府総合防災訓練は、近畿府県合同防災訓練として10月25日、桂川緑地久我橋東詰公園(伏見区)を会場に実働訓練がおこなわれました。合同訓練の目的は、近畿2府7県の広域応援体制を確立し、大規模災害に対応できる広域的な防災体制の充実強化を図ることにあります。実働訓練に先立ち、10月17日に図上訓練がおこなわれました。

  京都府生協連は、JAグループとともに京都府との協定にもとづく支援物資の調達・搬送訓練に参加しました。

京都市でM7.5の地震発生を想定して訓練
  10月25日、「京都市を震源とするマグニチュード7.5の直下型地震(花折断層地震)が発生し、京都市で震度7を観測…」という想定のもと実働訓練がおこなわれました。近畿府県合同訓練のため、当日は他府県から消防車をはじめ、たくさんの方が参加され、実際に災害が発生したかのような大規模な訓練となりました。

  京都府生協連は、京都府との「応急対策物資協定」にもとづき、応急支援物資の調達・搬送のための訓練にJAグループとともに参加しました。京都生協はじめ、府庁生協などの組合員・役職員27人が参加して、JAグループのみなさん(15人)といっしょに、応急支援物資の牛乳・お茶(200ml 各500本)を会場で配りました。

  また今回はじめて、京都府災害ボランティアセンターの現地ボランティアセンター立上げと運用訓練に、生協とJAの有志12人が参加しました。参加者から「実態に応じた現実的な訓練で、ボランティア活動のイメージがつかめた」と好評でした。

事前に地域防災学習会を開催
  実働訓練に先立ち、10月16日に、京都生協伏見北・伏見西・南の3行政区委員会と生協連の共催で「伏見地域防災学習会」をひらき、29人が参加しました。

 京都府防災室防災担当・上井圭一郎さんから「06年度防災訓練の目的と計画について」、伏見消防署救急係長・出店知之さんから「緊急救命の基本について」、京都府社会福祉協議会地域福祉・ボランティア振興課長・土田昭一さんから「災害ボランティア活動の基本について」お話しいただきました。充実した内容の学習会となり、参加者のみなさんから「とてもためになった」「おもしろかった」「ボランティア活動のイメージがわいた」などの声がよせられました。

大規模災害にたいする広域応援体制の確立・強化は生協でも課題
 大規模災害にたいする広域応援体制の確立・ 強化については、近畿府県内の生協においても重要な課題のひとつで、06年に関西地連大規模災害対策研究会が発足しました。8月に第1回公開研究会がおこなわれ、第2回公開研究会が2007年1月に開催される予定です。


子どもたちから山田啓二京都府知事にお茶をわたしました 訓練に参加されたみなさん。
おそろいのレスキューベストが注目されました

「災害ボランティア」として訓練に参加したみなさん 支援物資を積んだ京都生協とJAのトラックが入場

応急支援物資(お茶と牛乳)を配りました ロールプレーイング型の図上訓練が
おこなわれました(10月17日)

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伏見地域防災学習会。AEDの使い方や心臓マッサージの仕方も学びました(10月16日)

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