「京都の生協」No.73 2011年1月発行 今号の目次

  京都府立山城総合運動公園(宇治市)で
2010年度 京都府総合防災訓練

 2010年9月4日(土)10~12時、京都府立山城総合運動公園(宇治市)で、「2010年度京都府総合防災訓練」が開催されました。
 訓練は、こんご30年間で60%以上の確率で発生するといわれている東南海・南海地震を想定、京都府において南部を中心に震度5弱を観測したとの設定のもとにおこなわれました。
 宇治市・城陽市・久御山町という人口の多い地域で訓練を実施することで府民の防災意識の高揚を図り、被害の減少につなげようとの目的のもとに、35℃をこえる暑さのなかで実施された訓練でした。
京都府生協連は、京都府と締結している「災害時における応急対策物資供給に関する協定」にもとづき、JA京都中央会とともに「救援物資輸送訓練」に参加しました。
 震度5弱の地震発生をうけて、京都府生協連は、8時30分、京都生協洛南支部で災害対策本部を立ち上げました。京都府から救援物資の供給依頼があり、ただちに京都生協と連絡をとって、物資調達、必要資材をトラックに積み込み、訓練会場にむかいました。
 山城総合運動公園では、生協・JAのボランティアが搬送されてきた救援物資(お茶400パック)を、山田啓二京都府知事はじめ、訓練参加者に配布しました。
 当日は、京都府生協連、京都生協、コープ自然派京都、JAから37人の役職員・組合員人が参加しました。


山田啓二京都府知事にお茶を渡しました

救援物資を運ぶJA・生協のボランティア

災害救助犬も活躍


 地域防災学習会が開催されました。

 2010年8月17日(火)、京都生協宇治・宇治田原行政区委員会の主催で開催されました。
会場となったコープ東宇治には、親子あわせて17人が参加しました。
 京都府府民生活部危機管理・防災課・礒岩潮対策担当副課長から、2010年度総合防災訓練の目的と計画について、ご報告をいただきました。
 京都府生協連・小峰耕二専務理事(当時)が、京都府と締結している応急対策物資協定と生協の訓練内容について説明、当日の参加をよびかけました。
 つづいて、宇治市東消防署のご協力をいただき、「救急救命の基本」について学びました。組合員は、胸骨圧迫やAEDの使い方の説明をうけ、実習訓練をおこないました。
 子どもたちは、DVDによる学習と三角巾による応急処置の訓練をおこないました。


胸骨圧迫の実習訓練

 日本生協連関西地連大規模災害対策協議会

 2010年10月7日(木)、大阪で関西地連管内の府県生協連・各単位生協・事業連合の防災担当など、42人が参加して開催されました。
 広域連携図上演習の準備状況について、開催県の富山県連・和歌山県連から報告があったほか、BCP(事業継続計画 business continuity plan)策定状況について、東海コープ事業連合、福井県民生協、ならコープから報告がありました。
 つづいて、シーマ・ラボ・ジャパン(株)代表取締役・上田悦久氏から「大規模災害対策版のBCP作成のポイント」について、ご講演をいただきました。