「京都の生協」No.73 2011年1月発行 今号の目次

  京都府食の安心・安全意見交換会

 2010年10月8日(金)、第1回京都府食の安心・安全意見交換会が京都府農林水産部食の安心・安全推進課主催で開催されました。
 今回は、京都府の水産業の現状と概要を学び、食の安心・安全を考えることを目的に実施。
 宮津市にある京都府農林水産技術センター海洋センターでは、中路実海洋調査部長と傍島直樹海洋生物部長から、同センターの施設と取組みをご説明いただきました。
 全国で唯一大型とり貝を育てる技術をもつ、「丹後とり貝」養殖場を視察したほか、海洋調査船の「平安丸」に乗船し、調査の内容や船内設備について説明をうけました。
 京都府栽培漁業センターでは、丸山和夫所長に栽培漁業の現状についてご説明いただいたのち、アワビやサザエの栽培現場を視察しました。
 意見交換会には、NPO法人京都有資格者の会、京都府連合婦人会、NPO法人コンシューマーズ京都(京都消団連)、京都生協などの役職員が参加。
 京都府生協連からは、小林智子会長理事、廣瀬佳代常任理事、坂本茂事務局長、川端浩子事務局担当が参加し、意見交換しました。


海洋センター・中路実海洋調査部長から説明

海洋調査船「平安丸」


 京都発!食とみどりのサイエンスNow

 2010年11月14日(日)、キャンパスプラザ京都で開催されました。主催は京都府農林水産技術センターで、京都府農業協同組合連合会・京都府立大学・京都府生協連が後援しました。
 甲谷潤センター長が開会あいさつされたのち、生物資源研究センター・小西あや子さんが「京野菜に新しい魅力をプラス~健康をサポートする『とうがらし』~」と題して講演。さまざまな病気の予防効果が期待される機能性成分カプサンチンを多く含み、収量や品質が低下しない新品種の育成に取り組んでいることが報告されました。
 つづいて畜産センター・合田修三さんが「もったいない!牛が活躍、食品資源をムダなく使っておいしい牛乳を」と題して講演。焼却等の処理がされている食品資源の有効活用策としての飼料化について研究成果を報告しました。
 京都府生協連からは、小林智子会長理事、廣瀬佳代常任理事、坂本茂事務局長が参加し、意見交換しました。


生物資源研究センター・小西あや子さん

畜産センター・合田修三さん

 2010産直フォーラムin鳥取

 2010年10月2日(土)、鳥取県畜産農協で開催されました。主催はコープ牛乳産直交流協会。
 2010年は、産直牛乳40周年、産直牛肉30周年、コープ牛乳産直交流協会設立20周年の節目の年でした。京都・滋賀・鳥取の各生協・大学生協事業連合など生協組合員・役職員と産直交流をはぐくんできた鳥取県の酪農畜産生産者あわせて130人が参加しました。
 フォーラムのメインテーマは、「日本の食と農の再生~『食と農業と農村の再生』と『生産者と消費者の共生』・『都市と農村の共生』を支える産直・地産地消とは…!~」。シンポジウム、「がんばる農民牛乳」ビデオ観賞、オープンディスカッションなどがおこなわれました。
 10月3日(日)には、コープ美歎牧場で、京都府生協連・小林智子会長理事はじめ各団体代表者による記念植樹をおこないました。


コープ美歎牧場で記念植樹