「京都の生協」No.79 2013年1月発行 今号の目次

  京都府生協連 第6回 「京都の生協活動を豊かに発展させる協議会」

~組織と事業のイノベーションによる協同組合のあらたな価値の発見・創造の場として~
【テーマ】あたらしい事業へのチャレンジ

 2012年10月9日(火)、せいきょう会館4階第1会議室で、「第6回京都の生協活動を豊かに発展させる協議会(KSK)」を開催しました。

 今回のテーマは「あたらしい事業へのチャレンジ」。

 2012年6月19日に開催した第59回通常総会で議決した第2号議案は、「生協組合員のくらしは、年金・医療など社会保障制度の後退、家族とライフスタイルの変貌等のなかで大きく変化し、住民一人ひとりの『いのちとくらしの問題の解決』が切実なものになっています。こうした変化をふまえた生協事業・運営の創造的な発展がもとめられています」とのべています。

 この間、地域生協では全国で「夕食宅配事業」がすすめられ、大学生協では「ミールシステム」が導入されてきています。医療生協においても、IT技術を活用した各種の取組みがすすんでいます。このような「あたらしい事業」は、住民一人ひとりの「いのちとくらしの問題の解決」という視点からみたときに、どのような位置づけがあたえられるのか、それは生協の「基本的価値と役割」という視点からみたときに、どのような意味をもつものなのか│京都の生協であらたに取り組まれてきている事例報告をもとに、交流をおこないました。22人が参加しました。

 開会のあいさつを京都府生協連・上掛利博会長理事が、コーディネイターを同・横山治生専務理事がおこないました。

 京都生協・馬渡哲郎夕食サポートチーフから「京都生協の夕食サポート事業」について報告がされました。

 京都大学生協・森下奈津管理栄養士から「京都大学生協のミールシステム」について報告がされました。

 京都医療生協・田中弘専務理事から「京都医療生協のIT部会活動」について報告がありました。

 京都府生協連・坂本茂専務補佐・事務局長(兼務)から、「厚生労働省・生活支援戦略と生協」「壊れるニッポンの『食』~『貧食』の時代」「ネット人類 未来 第1部巨大データの光と影」「エコノフォーカス医療の電子化」などの資料紹介がありました。


京都生協・馬渡哲郎夕食サポートチーフ

京都大学生協・森下奈津管理栄養士

京都医療生協・田中弘専務理事