「京都の生協」No.80 2013年4月発行 今号の目次

  学習講演会「放射線・放射性物質の基礎知識と食品への影響について」

 1月15日(火)、京都テルサで開催され、81人が参加しました。放射性物質と食品の安全・安心の問題をめぐっては、さまざまな情報が提供されていますが、消費者にとっては正確に理解することがむずかしく、不安が払拭されていない状況です。
 地方消費者行政活性化基金を活用した事業で、京都府が主催し、京都消費者力向上委員会が企画運営を担当しました。
 京都医療科学大学・大野和子教授が「放射線・放射性物質の基礎知識と食品への影響について」の基調講演をおこないました。京都府農林水産部食の安心・安全推進課・津田義郎副課長が「京都府における食品中の放射性物質検査について」、京都生協商品政策室・佐々木裕司マネジャーが「食品中の放射性物質問題に対する生協の取組みについて」、報告しました。
 講演と報告ののち、参加者がグループにわかれて意見交流をおこないました。意見交流で出された「疑問」や「不安」にたいし、大野教授から補足の説明がありました。
 参加者からは「やさしい語り口で、わかりやすい説明だった」「参加者どうしの意見交流がよかった」などの感想がよせられました。


京都医療科学大学・大野和子教授

 国際協同組合年記念講演会「いのちと食と農」

 2012年12月13日(木)、綾部市中央公民館ホールで開催。講師は東京農業大学・小泉武夫名誉教授で、160人が参加しました。主催は京都府。京都消費者力向上委員会が企画運営を担当しました。
 小泉名誉教授は、「日本の伝統食を基本にした食生活」を大切にし、それを支える生産者、行政や生協・農協などの協同組合が連携して地産地消をすすめることで食料自給率を高め、食の安全・安心をはかろうと提起されました。


東京農業大学・小泉武夫名誉教授

 国際協同組合年記念・連携型食育「宇治茶で茶・チャ・チャ」

 2012年12月8日(土)、宇治茶会館で開催され、子ども16人、保護者14人が参加しました。主催は京都府協同組合連絡協議会。㈳京都府茶業会議所、JA京都中央会、京都生協キッズクラブ、京都府生協連が協力しました。
 (社)京都府茶業会議所・西口勝巳常務理事が開会のあいさつ。同・極山映一事務局次長が進行を担当し、茶園見学、ホットプレートを使った手もみ製茶、玉露のいれ方など、盛りだくさんの内容でした。


ホットプレートを使っての製茶に挑戦

 親子食育体験教室「手打ちうどん」「とうふづくり」

 3月2日(土)、京の食文化ミュージアム・あじわい館で開催しました。主催は、京都府、㈳京都府食品産業協会、京都生協、京都府生協連。
 午前の部は「麺の手打ちと京野菜を練り込んだ麺の試食」をしました。京都府製麺卸協同組合・小林宏史理事長が作業の説明をされました。
 午後の部は「京白丹波大豆をつかったとうふづくり」。京都府豆腐油揚商工組合・永井増治副理事長の実演を見ながら、とうふづくりの体験をしました。親子など約30人が参加しました。


手打ちうどんづくり