「京都の生協」No.82 2014年1月発行 |
京都府生協連 第12回 「京都の生協活動を豊かに発展させる協議会」 |
~組織と事業のイノベーションによる協同組合のあらたな価値の発見・創造の場として~ 【テーマ】地域社会づくりと生協 |
2013年10月15日(火)、せいきょう会館で開催し、役職員30人が参加しました。
京都府生協連第60回通常総会 議案では「過疎化、高齢化、貧困格差のひろがり、年金・医療・社会保障制度の後退のなかで組合員の『いのちとくらし』の問題解決は切実な課題となっており、第2のセイフティネットとしての生協の役割や事業への期待が高まっている」とのべ、地域社会の現状と生協の役割について指摘しています。
上掛利博会長理事が開会のあいさつをおこない、今西静生常任理事がコーディネイターをつとめました。
横山治生専務理事は、なぜ生協が地域づくりに取り組むのかについて、日本生協連「地域福祉研究会報告書」からの事例、京都府生協連の活動について報告しました。
乙訓医療生協組織部・鈴木文章理事は「乙訓地域における医療・健康・福祉活動」について報告。「健康づくり講座」「脳いきいき体験」の開催、多彩なサークル活動、配食サービスの取組みなど、地域コミュニティーの拠点としての役割を紹介しました。
京都生協組織運営部・廣池孝之両丹ブロック長は「過疎の地域における高齢者の見守り活動」について報告。生協や府内の事業者と自治体・社会福祉協議会と連携した見守り活動のネットワークづくりが府内11カ所にひろがった背景と経過、見守り協定の具体的な内容と通報事例について紹介しました。
立命館生協・佐藤由紀常務理事は、国の事業を活用して、地元JAと連携し、地域の食材を利用している食育実践活動事例や、農業体験・シンポジウム・生産者との交流事業などを計画していることを報告しました。
高齢者の見守り、買い物支援、健康づくり、行政・諸団体との連携など、持続可能な社会にむけての生協の活動が広がっています。
京都府生協連・ 今西静生常任理事 |
乙訓医療生協組織部・ 鈴木文章理事 |
京都府生協連・ 横山治生専務理事 |
立命館生協・ 佐藤由紀常任理事 |
京都生協組織運営部 廣池孝之両丹ブロック長 |