「京都の生協」No.85 2015年1月発行 今号の目次

  第14回京都府協同組合職員体験・交流学校開催 ~JA・森連・漁協・生協~

 2014年9月10日(水)~11日(木)、京都生協南部物流センターなどを会場に開催され、各協同組合から役職員27人が参加しました。
 主催は、京都府協同組合連絡協議会(京都府農業協同組合中央会、京都府漁業協同組合、京都府森林組合連合会、京都府生活協同組合連合会で構成)。
 協同組合で働く職員の教育と育成を目的として、京都府の協同組合の連携、課題を学び、認識を深め合う機会として2000年度より毎年開催されています。

 生協の宅配事業をテーマに開催


京都府生協連・横山治生専務理事があいさつ

 2014年は京都府生活協同組合連合会が当番となり、「生協の宅配事業について学ぶ」をテーマに開催しました。
 一日目は、京都府生協連・横山治生専務理事が歓迎のあいさつをおこないました。
 京都生協機関組織運営系統・高取淳統括マネジャーが「京都生協の概況」、宅配事業企画部・田中薫マネジャーが「宅配事業の概況と仕組み」、組合員コールセンター・石田正三マネジャーが「組合員コールセンターの概括と役割」について講義をおこないました。つづいて京都生協南部物流センターに会場移動し、障がい者雇用を広げていくことを目的として設立された、京都生協特例子会社㈱ハートコープきょうとの施設と障がい者による作業を、山田共夫専務取締役の案内で見学。㈱コープネットワークサービスロジスティクス事業部・木田勝也マネジャー、同・我喜屋完物流担当の案内で南部物流センターの施設を見学しました。


田中薫マネージャー

高取淳統括マネージャー

石田正三マネージャー

(株)ハートコープきょうと 山田共夫専務取締役(右)


 生協の宅配トラックに添乗体験

 二日目の午前中は、京都生協の城南支部、洛西支部に協力をいただき、共同購入の宅配トラックに添乗、配達業務を体験しました。
 二日間の講義・体験・交流を通して、生協の宅配事業の仕組み、物流センターのはたしている役割などについて学びました。


配達添乗前の諸注意

商品を積んだ宅配便トラック


 協同組合の意義を感じた体験・交流学校

 参加者からは、「他の協同組合の方々とお話をさせていただいて協同組合としてのあり方など、たくさんの交流がもてて良かった」「私の業務では組合員さんと接することがあまりなく、協同組合であると意識する場が少ないが、今回はそれを感じることができた」「配達は組合員との距離が最も近くなる場であり、協同組合としての意義を感じた」「配達してただ品物を渡すだけでなく、色々なコミュニケーションを取って地域密着型の組織となっていることを添乗して実感した」など、たくさんの感想がよせられました。


京都生協の宅配便トラックが次々と出発