「京都の生協」No.91 2017年1月発行 今号の目次

  南丹市園部公園スポーツ広場・陸上競技場を主会場に 京都府総合防災訓練

2016年9月4日(日)、南丹市園部公園スポーツ広場・陸上競技場を主会場に開催されました。複合災害(地震、水害及び原子力災害)の発生を想定して住民避難や救援物資の輸送、避難所開設の訓練をおこなうことで、府民の防災意識の高揚を図り、被害の減少につなげることを目的に開催。他に、美山町、丹波自然運動公園等でもおこなわれました。

京都府生協連は、京都府との間で締結している「災害時における応急対策物資供給等に関する協定書(1997年締結)」にもとづき、京都JAグループとともに物資の輸送・配布訓練に参加しました。

地震発生を受け京都府生協連は、8時に京都生協南丹支部で災害対策本部を立ち上げ、京都府から要請のあった救援物資等の必要資材をトラックに積み込んで、訓練会場にむかいました。ドローン(無人航空機)を飛行操作しタブレット型端末への情報伝達もはじめておこなわれました。

生協からは京都府生協連・畑忠男副会長理事(京都生協理事長)、同・坂本真有美理事(生協コープ自然派京都理事長)はじめ、地元の京都生協エリア会メンバー等、役職員38人、JAグループからは10人のボランティアが参加しました。



ドローン


京都府・山田啓二知事


JA京都グループと一緒に


救援物資の輸送訓練

  日本生協連関西地連第1回大規模災害対策協議会

本協議会は、全国生協BCP(事業継続計画)を推進し、相互協力のあり方と支援の仕組みを構築することを通じて、生協の災害対策の推進と強化に資することを目的に設置されています。

2016年10月27日(木)に開催した協議会では、4月14日に発災した熊本地震について、生協くまもと・吉永章理事長(熊本県生協連会長理事)から、熊本地震対応の教訓と今後の課題について、①生協くまもとの事業継続活動、②熊本県生協連と生協くまもと及び全国の生協が取り組んだ被災地支援活動、③災害支援物資における熊本県生協連と熊本県及び各市町村との関係についてお話がありました。


生協くまもと・吉永章理事長

  MCA無線(防災無線)訓練を実施

2016年8月30日(火)、11月29日(火)に、震度6強の地震が発生したものと想定で、日本生協連法務危機管理部(東京)、同・関西地連(大阪)、大阪府生協連、京都生協と京都府生協連との間でおこないました。発災時に非常用通信機器として設置しているMCA無線が正常に稼働できるようになっているか(送受信の電波状態・機器の不具合の有無など)について検証しました。訓練は年4回開催しています。
2017年1月20日(金)には、京都府生協連会員生協による相互連絡防災通信訓練を予定しています。


  地震・台風などの被災地に支援募金

京都府生協連は、熊本・大分地震、岩手県台風10号被害、2016年北海道連続台風被害、鳥取県中部地震への支援募金をおこないました。