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年金が消えたというが......

2007年06月27日

「消えた年金」という言葉がさかんに用いられているが、「年金じたいが雲散霧消した」のではないし、また「ひとりでに消えさった」わけでもない。「国民の支払った年金の記録情報が政府の手によって改変・抹消されたことにより、加入者・受給者の権利が奪われている可能性が少なからずある」ということであり、事柄の性質はすぐれて「人為」的な問題なのである。いま、国の制度への信頼は根本から揺らいでいる。

2007.06.27 坂本茂