山宣を偲んで

2006年02月27日

山宣(やません)こと、山本宣治は、京都大学や同志社大学で生物学を教える科学者であったが、戦前の抑圧政治のなか、労働運動・農民運動に身を投じ、反戦・平和・自由・民主主義の旗を高くかかげて、労農党から代議士として国会へ送り出された。しかし、1929年3月5日、右翼の凶刃に倒れた。39歳であった。毎年、3月5日、宇治にある墓前で記念の催しがおこなわれている。当会の研修会の講演をお願いした林直道先生と宇治を訪れ、山宣を偲んだ。記念資料館もある。

2006.02.27 坂本茂