キャピタリズム

2009年12月28日

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2009年もあと3日を残すばかりとなった。あくる11日は2010年になるので、1980年代とか1990年代とかいう「くくり」でいうと、この10年は2千「00年代」=ゼロゼロ年代ということになる。しかし、そうした「もじり」をもって、「失われた10年」とか、あるいは、バブル崩壊までさかのぼって「失われた20年」とかいう指摘があるが、10年間に「何も生み出されたもの」がなく「失われたもの」ばかりだったということではけしてなかろう。昨年末のこの欄でも筆者はのべたが、「資本主義」ということに多くの人びとの目がむけられるようになったことが、この10年のなによりの特徴ではなかったか。アメリカ社会が抱え込む多くの諸問題を独特のドキュメント手法で描出してきた映画監督のマイケル・ムーアの新作は『キャピタリズム』。ついに彼は、問題の本質へと「突撃取材」するにいたった。20101月から、全国で拡大公開される。はたして反響はいかに。「ゼロゼロ年代」がすぎて、あたらしい歴史が始まることを祈念する。では、みなさん、よいお年を。<写真:歳末の錦市場>
091228日、坂本茂)