新米の季節だが......

2010年09月21日

100921_kakashi.jpg府内北部ではすでに稲刈りが終わったところも多い。かつてない猛暑の影響による「高温障害」や収量減の心配もあるが、なにより米価が「暴落」ともいえる水準になっていることに農家の顔は曇るばかりだ。かつては、生産者・消費者ともに、新米が収穫・出荷され、店頭に並ぶことをなにより待ち望み、炊き上がったご飯の香り・色つや・甘さに瑞穂の国にくらせること、米づくりができることの幸せを感じたものだ。たしかにお米の値段が下がることは消費者からすれば歓迎できることだろう。しかし、新米が5キロで1300円台というチラシを見て、「これで米農家はやっていけるのか」という思いをいだく消費者も少なからずいることだろう。「戸別所得補償も焼け石に水」「変動部分の補てんも所得減少に追いつく額ではない」という米農家の指摘を、消費者もしっかりうけとめなければならない。安定供給にたいする政府の責任の遂行とあわせて、生産者と消費者が持続性をもった提携関係づくりをつよめていくことが必要だ。<写真:京丹波町>(2010年9月21日、坂本茂)