「手もみ茶づくり」体験

2011年09月19日

110909_chamomi.jpg  9月8~9日、京都府協同組合連絡協議会の主催による第11回京都府協同組合職員体験・交流学校」が開かれ、JA・漁業協同組合・森林組合・生協の役職員が参加した。今年のテーマは宇治茶で、京都府内産の茶をめぐる生産・流通・消費の現状と課題、品種等の研究状況などを学んだ。
 インストラクターによる玉露の入れ方・味わい方の説明はていねいなものであり、参加者は日常業務から離れて、ゆっくりとした時間・空間に身を置き、ペットボトル茶とはまったく異なる味と文化に親しむことができた。
なによりも貴重だったのは、「手もみ茶づくり」体験。いまでは、茶のほとんどが機械摘み・機械もみで商品化される。しかし、宇治茶生産協議会では「手もみ茶づくりの技も残しておかなければならない」と、後継者の育成にも力を入れている。吉田利一会長の指導のもとで、参加者全員が「手もみ茶づくり」に挑戦した。9時から始めて12時になっても、まだまだ手摘みの茶葉には水分が残り、あと3時間ほど手もみをつづけないと荒茶には到達しないという。残暑のなか、みな汗だくとなり、「手もみ茶づくり」の作業のたいへんさを体感・痛感した。
 いまフランス、地中海、メキシコにつづいて、「日本の食文化を世界無形遺産に」という提起がされている。このなかに日本茶がしっかりと位置づけられることを期待したい。京都に住むわたしたちも食文化・日常の生活文化のひとつとして「お茶」を大切していきたいものだ。飲食店でも、水でなく、リーフティを急須で入れたお茶を出してもらいたい。<写真:「手もみ茶づくり」体験>(2011年9月19日、坂本茂)