京町家の格子の話

2011年11月02日

 
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週末にふと通りかかって、堺町通りの元造り酒屋だった町家を見つけました。
有料ですがガイドがついて昔のお酒造りや町家について丁寧に説明してくれました。
説明のなかでとても興味深かった格子について書きたいと思います。
京町家の特徴のひとつとして格子は有名ですが、格子を見ればその家のお商売が分かるそうです。ちなみに造り酒屋は「切子格子」です。切子(立子の上部が一定の長さで切られているもの)の数は2本で太さもほかのものより少し太いそうです。材料もしっかりしたものが使われ、酒樽があたってもこわれないように丈夫に作られています。
(写真参照)
調べてみると切子格子は採光に適した構造のため、色ものを扱う糸屋、紐屋、呉服屋などの繊維業界の店構えにもつけられているそうです。そして切子の数で何屋かわかります。織屋は4本切子、糸・紐屋は3本、呉服屋2本というように、商売によって採光率の調整がされているのだそうです。
ほかにも炭屋は、炭粉が舞うため近隣への配慮として格子の開きを狭くした板子格子となっています。このように京都の人々は暗黙のルールのもとに、町づくりをして生活をしていたんですね。
通りも碁盤の目になっていてとても分かりやすいですし・・・昔の人の知恵には脱帽です。

もう一枚写真は庭の鉢のなかにかわいいメダカの学校がありました。
(2011年11月2日  岡本 朋子)