年の瀬をむかえて......

2011年12月09日

111209_ujigawa.jpg  2011年も、はや12月――「今年の10大ニュースは……」とか、「正月商品の価格は……」が話題となる季節となった。しかし、3月11日に発生した東日本大震災と福島第1原発事故により、わが家を奪われ、仮設住宅や民間借上住宅等での避難生活をよぎなくされている、33万人をこえる方がたはどんなにきびしく、つらい冬をむかえていることか。灯油価格も高騰している。なにより、一人ひとりにとっては、こんごの生活再建の見通しなくして、「正月は来ない」。そこに政治の本来的な使命があるはずである。2009年以来をふりかえるならば、「政権交代とは何だったか」との問いが日々大きさを増している。大阪でのダブル選挙の結果も、そのような不満・やるせなさ・閉塞感などの反映であろう。だが、しっかり目をとめておきたいのは、ボランティア活動の高揚をはじめ、社会貢献活動・エシカル(倫理的)消費など、人と人との連帯・協同に基本的価値をおく潮流がより幅の広いものになってきたことである。展望はみずからつくりだしていかなければならない。<写真:宇治川沿いの紅葉>(2011年12月9日、坂本茂)