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明けまして おめでとうございます

2014年01月06日

新年 明140106_ninomiya.jpgけまして、おめでとうございます。
昨年はアベノミクス効果で円安、株価上昇、「デフレ状況ではなくなりつつある」との報告に加えて、東京オリンピック招致の成功で明るい兆しに希望を託す人も多かった。しかし、大企業が潤った利益が庶民の暮らしにトリクルダウンするのはいつの日か。他方で消費税増税の決定、集団的自衛権行使の解釈改憲、秘密保護法の成立、原発再稼働準備、首相の靖国参拝、相次ぐ首相の国家主義的言行に、巷では不安や抗議の声が。
 さて、今年はどんな年になるか。そんな中で今年読んだ最初の一冊は「二宮金次郎の幸福論」(中桐万里子、致知出版社)。尊徳は小田原で百姓の長男として生れ、苦学の末、農村復興のリーダーとして活躍した。かれは日本における最初の協同組合思想家としても紹介されている。その二宮尊徳の人生観や思想が「語録」、「歌集」から7代目子孫にあたる著者によってわかりやすいエピソードと共に紹介されている。
「たらいの水は、自分の方へとかき集めようとすると逃げてゆくが、相手の方へ推しやろうとすればするほど不思議なほど自らに返ってきてしまう」、「見渡せば 敵も身方も なかりけり おのれおのれが 心にぞある」、「・・・生きているときは人で、死んで仏になると思うのは間違っている。生きているとき仏であるから死んで仏になるのだ・・・」など。人間への信頼と性善説が時にはあたたかく、時には手厳しい発言となって、私たちを励ましてくれるだろう。すこしでも彼の生き方にあやかりながら、激動の2014年をむかえたい。
 今年もどうぞよろしくお願いいたします。    (HY)