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いまさらながら...京都タワー

2014年02月18日

140218_tansin.jpg先日、京都駅周辺に行った時に、あまりにきれいな京都タワーだったので、写真に撮りました。
でも、案外詳しく知らないことに気が付いて、ちょっと調べてみました。
そもそも、あの形、何をイメージしているかご存知ですか?

Q
①灯台
②ろうそく
③筆
 
A. 
京都タワーの開業は1964年12月28日。これまでにない高層建造物で、当時はさまざまな物議を醸しました。建築家の山田守さんや京都大学教授の棚橋諒さんによる設計で、イメージは海のない京都の街を照らす灯台。答は①
 
でも、京都って海、ありますよねぇ?
調べてみると、他にも面白いことが書いてありました。構造も個性的ってご存じでしたか?
「エッフェル塔や東京タワーなどと違い、一切鉄骨を使っていません。厚さ12mm~22mmの特殊鋼板シリンダーを溶接でつなぎ合わせ、円筒型の塔身としています。建設当時、構造設計の依頼を受けた京都大学工学部建築学教室では、京都タワーと京都タワービルを一連の架構と考えて構造計画を行い、この種の大規模塔状構築物に対して日本で初めてモノコック構造(応力外被構造)を採用し、地震や台風といった大きな外力に安全に抵抗させる為に、ほかの一般の建築物がもつ設計安全率を2倍以上も上回った値を想定し設計にあたったのでした。
これまで京都タワーは、瞬間風速50m/秒を超えるいくつかの台風を経験し、また阪神大震災では震度5強の激しい地震動を受け、肉眼でもはっきりとわかる程度に大きく揺れたものの、幸い損害は無く安全性の高さを証明しました。
■モノコック構造(応力外被構造)とは?
骨組は一切なく、筒状の塔体で力を受けとめ全体をささえる構造で、飛行機や船、動物ではカニ、エビ等と同じ仕組みです。塔身は厚さ12mm~22mmの特殊鋼板の円筒をつなぎ合わせたものです。」(京都タワーのWEB SITEから)
 
 
構造がカニやエビと一緒って…。
いつも見てるけど、案外知らないことが多いと気付きました。(2014年2月18日H.K)