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歴史で習ったことが実は・・・

2014年04月14日

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  鎌倉幕府といえば「いい国つくろう鎌倉幕府」という語呂合わせで、1192年と歴史の年号を覚えたものですが、最近の高校歴史教科書では「鎌倉幕府の成立」が何年なのか明記されていないものが増えてきたそうです。私たちが当たり前として習った1192年鎌倉幕府成立ですが、現在は「守護・地頭」を置いて実質的に全国を支配した1185年を幕府成立とする考えが有力。このほかにも様々な考えがでていて教科書としてはハッキリと明記できない状況のようです。(京都市教育委員会人づくり21世紀委員会発行の「人づくりニュース第50号」の記事より)
 
 
また、おなじみの頼朝の肖像画もいまでは別人という意見が優勢、実はあの神護寺(京都市右京区)所蔵の肖像画は後の時代の足利尊氏の弟・直義だとする説が有力で、現在の教科書では「源頼朝像」と表記されています。
 あとはテレビなどでも放映されて今では誰でも知っていることですが、1万札にもなった聖徳太子も人違いと言われています。
歴史の教科書も最新の研究結果によってずいぶんと変わっていっているのですね。
 
 
 ちなみに娘(4月から小学6年生)の社会の教科書では、頼朝像として東京国立博物館所蔵の「伝源頼朝坐像」が掲載されていました。博物館HP紹介文では「鎌倉鶴岡八幡宮に伝来したもので,江戸時代には源頼朝とされていました。最近,神護寺の国宝源頼朝画像が実は足利直義の像であるという新説が議論を呼んでいますが,それでは,この像はいったい誰でしょう?」となっています。
 
 
 それにしても足利尊氏・直義兄弟といえば、鎌倉幕府を滅ぼした人物で、後の世でいわゆる敵である人物と間違われている頼朝がちょっと気の毒な気がします。
  写真は春の近江八幡市と小学校社会教科書の源頼朝像←なぜか正面からの写真ではなく、ななめから撮影した写真。(2014年4月14日T・O)