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映画「WOOD JOB!~神去なあなあ日常~」観ました

2014年06月09日

 染谷将140609wood.jpg.jpg大が扮する主人公はいまはやりのマイルドヤンキーの高校3年生。多くの仲間が大学へ進学するなか、偶然見つけたキャリア支援パンフ「緑の研修生募集」の表紙に写っているカワイ娘ちゃんに魅せられて、三重県の山奥にある林業研修に参加
し、なんどもくじけそうになりながら、林業という仕事のやりがいと自然環境に魅了され、人間として成長していく姿を描いている。といっても、そこは矢口作品、シリアスというよりコケティッシュで、さわやか、それでいて数々の感動的なシーンが魅力である。
 「100年先を見据え、自分が亡くなった後に、その仕事の評価がみえるからこそ、手抜きは許されない」とつぶやく、代々林業家である居候先の主人の言葉が印象的だ。
 一昨年の京都府協同組合体験・交流学校に参加し、林業について学んだ記憶がよみがえる。第一次産業が衰退し、若者の担い手が減少している。林業でいえば理由は様々だろうが昭和30年代から木材の輸入が自由化され、安価な海外の木材に依存して国産材が利用されなくなったのも大きな要因だ。そして林業の衰退は、限界集落、国土保全や環境問題を引き起こしている。いま、政府のもとで一次産業の改革議論が急ピッチで進んでいる。映画ではあるが、仕事に誇りを持ち、輝いている生産者の姿を観ていて、そこに働き暮らしている人たちが確信の持てる政策議論を大切にしてほしいと感じた次第である。