2014祇園祭

2014年06月18日

140618_tansin.jpg京都の三大祭りの一つ、「祇園祭」が近づいてきました。
ユネスコの無形文化遺産にも登録されている祇園祭の山鉾巡行。
毎年7月17日には国内外から10万人を超える観光客が来られるそうです。
今年はおよそ半世紀ぶりに24日の「後祭(あとまつり)」が復活。大船鉾が再建され、巡行で見られます。7月17日の「前祭(さきまつり)」は例年通り、長刀鉾を先頭に四条通りを東へ、河原町通りを北へ、御池通りを西へ巡行します。24日の巡行は17日とは逆に、烏丸御池通りを東へ、河原町通りを南へ、四条通りを西へ。花傘巡行は八坂神社から河原町を北へ、御池通りから寺町通りを南へ八坂神社に戻るコースだそう。

毎年この時期になり、お囃子が聞こえるとウキウキした気持ちになりますが、今年は2回も聞くことができます。
そのお囃子ですが、それぞれの鉾によって全然違います。そして同じ鉾でも場所によってリズムが違います。
辻廻(つじまわし)の手前で少しずつテンポが上がり「エンヤラヤー」を合図にぐーっと一気に速くなり、曲がりきったらどーんとゆっくりになり、「チキチン チキチン」と鉦(しょう・かね)が安定したリズムを刻み、また進み始めます。
鉾町から出て、行き(御旅所(※)まで)は、渡り囃子といって、ゆっくりめのお囃子ですが、もどり(御旅所から鉾町まで)は戻り囃子といって、早いテンポのお囃子にかわります。

ゆっくり鉾と並んで歩きながらお囃子を聞いてると、京都に夏が来たなぁ…としみじみ感じます。
※御旅所:四条寺町
 (2014年6月18日H.K)