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ノルウェーの男女共同参画

2014年10月28日

京都ノルウェーゼミ2141028_noruwey.jpg.JPG0周年記念、府民公開特別講義に参加しました。講師はノルウェー王国大使館参事官のスノーフリッド・B・エムテルードさん。
ノルウェーは人口513万(京都府の約2倍)、面積は日本とほぼ同じ、国の政治経済体制は民主主義と社会福祉と資本主義が組み合わさった北欧モデルと呼ばれているそうである。
 ノルウェーでの男女共同参画はどのように実現されているのだろうか。国会議員の39%は女性、女性閣僚の割合は50%、ちなみに首相も女性である。高等教育における男女比は女性が男性を上回り、大学生の60%は女性が占める。男女同一労働同一賃金、ほぼ全ての男性が育児休業を取得(父親は10週間の取得が義務)、育児や家事に参加している。こうした男女共同参加の姿は社会のすべての側面で男女平等の施策が行われているからである。
 28日に世界経済フォーラムが各国の男女格差を指数化し、2014年のランキングを発表した。日本は世界142か国のうちで104位、前年から一つ順位を上げたとの新聞報道があった。とりわけ日本は「政治への参加」が100点満点でわずか5.8点とのこと。女性国会議員、女性閣僚、女性大統領や首相の数において極めて低い評価になっているという。
 安倍首相は「女性の輝く社会をつくる」と内閣改造で5人もの女性閣僚を誕生させた。その狙いはわからなくもないが・・・。
 ノルウェーで男女格差の克服にとどまらず、民族、障がい、言語、宗教、性的指向、年齢にかかわらず積極的に平等を実現するダイバーシティをめざし、施策を講じているという。講義を通して日本にとってノルウェーは小さな大国のようにみえてきた。(H.Y)