戦後70年をどう迎えるか

2015年03月23日

 今年は戦後70周年の150323_osakakusyu.jpg.jpg節目の年。
アジア太平洋戦争での日本人犠牲者は310万人、うち、空襲や原爆投下で亡くなった民間人は80万人と言われている。
 3月14日は大阪大空襲70周年であった。13日深夜から14日にかけて、米軍爆撃機B29が274機飛来、733tの焼夷弾を投下。わずか3時間で4000人の死者と9000人もの負傷者を出した民間人をねらった無差別攻撃であった。
 70年前のこの日、母は自宅が火の海に包まれるのを見ながら、位牌を手に祖母、妹と御堂筋線の地下鉄に乗って心斎橋駅から梅田駅に逃れ、真っ赤に染まる大阪ミナミを眺めていたという。この地下鉄での避難はNHKの連続TV小説「ごちそうさん」でもそのシーンが放送されたが、列車の運行ダイヤ等の記録は軍事機密とされ、処分されてしまったために資料は一切残っていないという。もし、この時、地下鉄の列車が運行していなければ、この事務局短信もアップされることはなかっただろう。
 ゲルニカ、重慶、東京、広島、長崎、今にいたるも世界各地で繰り返される空襲・空爆。
 集団的自衛権の行使を含む法整備の基本方針が与党間で合意され、5月には法案として審議されるという。安倍首相の戦後70周年談話にも世界が注目している。
 戦後レジューム脱却後に戦前レジュームが復活するということがあってはならない。 (H.Y)