トップページ > 広報誌・広報紙 > 事務局便り〔短信〕 > 映画「パレードへようこそ」を観ました

映画「パレードへようこそ」を観ました

2015年05月11日

 150511_paredo.jpg.jpg映画の時代背景は1984年。不況に揺れるイギリス。サッチャー首相が発表した炭鉱閉鎖案に抗議する労働組合のストライキが4か月目に入ろうとしていた。
 このニュースを知り、彼らに同情した同性愛者(ゲイ&レズ)たちは炭鉱労働者とその家族を支援する募金活動を始める。伝統的なイギリス社会の秩序と価値観が失われるとしてサッチャー首相は同性愛者を敵視し、社会的排除と弾圧をおこなった。かれらは、共通の敵はサッチャーと警官であると訴え、「炭鉱労働者支援レズビアン&ゲイ会」を立ち上げウェールズ地方の炭鉱町で支援活動を始める。歌、ダンス、合唱とミュージカルのような場面が魅力、そして、大きな感動のラストシーンが・・・(ネタバレ禁止)。ちなみにイギリスでも昨年、同性婚がみとめられるようになった。ひるがえって2015年の日本の現状はどうか。同性カップルを結婚に相当する関係と認め、「パートナー」として証明する東京都渋谷区の条例が本年3月31日の区議会で賛成多数によって成立した。同性カップルが、アパートの入居や病院での面会を家族ではないとして断られるケースが問題になり、区が発行する証明書を持つ同性カップルを夫婦と同等に扱うよう区民や事業所に協力を求めるとのこと。すこしづつ同性愛や性同一障害に対する認識が浸透しつつあるようだ。多様な性のあり方についても関心を向ける機会を得ることができた映画だった。ぜひ楽しんでいただきたい。
(京都シネマで5月29日まで上映)      H.Y