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第25回京都の生協活動を豊かに発展させる協議会(略称:KSK)開催

2017年10月17日(火)、コープ御所南ビル会議室で開催し、役職員20人が参加しました。

「協同組合の思想と実践」がユネスコ無形文化遺産に登録されました。世界や日本での協同組合の評価や、現在の社会情勢における協同組合存在意義や価値や役割を、学ぶことを目的に開催しました。

上掛利博会長理事が開会のあいさつをおこない、畑忠男副会長理事がコーディネーターをつとめました。

立命館大学・二場邦彦名誉教授から「ユネスコ無形文化遺産登録と現在社会の課題および協同組合の役割」と題して講演がありました。

ユネスコ無形文化遺産登録にいたる国連の協同組合への評価では、生活に関わる多様な問題に市民が自発的・自主的に協同し解決に取り組む協同組合の価値が評価されました。そうした協同組合の価値をさらに高めるには、多様なくらしの現状を見据え、その課題に対応する取組みが必要であり、そのためには、取り組む理念を明確化すること、組合員のニーズに対応できる職員の力量が望まれるなどの課題を提起されました。また、これからの生協の役割は「安全安心な商品」の提供から、「安全安心なくらし」の提供にあり、経済性や公共性だけでなく総合的に社会に役立つ道を進む必要があるとのお話があり、参加者との質疑や意見交換をおこない、交流を深めました。

 参加者からは、「ユネスコ無形文化遺産に登録された経緯を知ることで改めて協同組合の価値が理解できた」「理念と現状のギャップなど、多くの生協の共通の課題を考えるいい機会になった」などの感想がありました。

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