2020年9月10日(木)に開催され、21人が参加しました。
主催は京都府協同組合連絡協議会。京都府の協同組合(農協、漁協、森林組合、生協)で働く役職員の教育と育成を目的とし、連携や課題を学び、認識を深めあう機会として毎年開催しています。
今回は京都府森林組合連合会が企画を担当し、「林業の生産現場から~木材の始まりから伐採まで~」をテーマに開催しました。
京都府森林組合連合会・経営企画課の住 和宏課長よりあいさつとオリンテーションがありました。その後、木材開発株式会社を訪問し、「コンテナ苗木の生産現場」を見学。種から 育苗して、山に植えた杉やひのきの苗木が長い年月を経て成長した木を伐採して提供されていることなどを学びました。次に(有)中西至誠園を訪問し、「山林用苗木の生産現場」の視察。山で育つ木が平地で苗として育てはじめることや無事に成長するまでの管理(温度・水・日照等)には多くの方々の労力と費用がかかっていることなどを学びました。最後に京丹波森林組合を訪問し、「木材の伐採現場」を見学。広大な森林の中で数人の職員の方が巨大な重機を使っておられること、危険を伴う作業のため、安全には最大限の配慮をされ作業をされていることなどを学びました。
参加者からは「同じ協同組合同士、これから連帯や連携ができればと思います。現場にもなかなか余裕がないのが現状ですが、特に若い職員などは他業種の組合の業務などにも触れるよいきっかけだと思います」「毎回、体験交流学校に参加すると、協同組合がさまざまな場面で、地域やくらしを支えていることを再発見できます」などの感想が寄せられました。