2017年9月26日(火)、コープ御所南ビル会議室で開催しました。
生協法改正以降、理事の職務と責任が明確にされると共に、理事、監事の役割がますます重視されるようになってきており、生協法の知識や監事の権限と職務、監事は理事の何を監査するのかなど、基礎的な知識について学ぶことを目的に開催しました。
はじめに、京都府府民生活部消費生活安全センター・濱田佳史専門幹から「生協検査における特徴的な指摘事項や留意点」について報告がありました。
つぎに、日本生協連総合運営本部法規会計支援部・宮部好広部長が、二部構成で講義。第一部は生協における理事・監事の職務と責任について。生協の機関運営や法的ルール、非常勤役員の役割など、生協の基礎的知識を学びました。第二部は監事監査の基本と実務のポイントをテーマに、生協がおこなう幅広い監査対象に対しての監事監査などを学びました。会員生協の役職員44人が参加しました。
2017年9月13日(水)~14日(木)に開催され、31人が参加しました。
主催は京都府協同組合連絡協議会で、京都府の協同組合(農協、漁協、森林組合、生協)に働く職員の教育と育成を目的とし、研修・体験交流を通して京都の協同組合の連携、課題を学び、認識を深め合う目的で、毎年開催。
今年は、京都府漁業協同組合が企画を担当し、「京都の水産業に学ぶ」をテーマに開催。
一日目は京都府水産会館(京都府漁業協同組合本所)で開校。京都府漁業協同組合・武田康司参事が開校のあいさつ、同・飯尾光博係長より研修内容のオリエンテーションがありました。会場を舞鶴かまぼこ協同組合内「かまぼこ工房」に移し、舞鶴かまぼこ協同組合・辻義雄参事の指導による、ちくわ、かまぼこ、てんぷら作りを体験。京都府農林水産技術センター海洋センター・戸嶋孝研究部長より「海洋センターにおける試験研究について」についての講義がありました。
二日目は、京都府漁業協同組合・山口俊一宮津支所長の案内で宮津地方卸売市場・施設見学、同・飯尾光博係長が「京都の漁業」について講義をおこないました。
二日間の体験・交流学校をとおして、京都の水産業の現状や課題、果たしている役割について学びました。参加者からは、「体験・交流学校で学んだ知識を業務にいかし、京都の協同組合の連携を大事にして仕事に励みたい」などの感想が寄せられました。
2017年10月17日(火)、コープ御所南ビル会議室で開催し、役職員20人が参加しました。
「協同組合の思想と実践」がユネスコ無形文化遺産に登録されました。世界や日本での協同組合の評価や、現在の社会情勢における協同組合存在意義や価値や役割を、学ぶことを目的に開催しました。
上掛利博会長理事が開会のあいさつをおこない、畑忠男副会長理事がコーディネーターをつとめました。
立命館大学・二場邦彦名誉教授から「ユネスコ無形文化遺産登録と現在社会の課題および協同組合の役割」と題して講演がありました。
ユネスコ無形文化遺産登録にいたる国連の協同組合への評価では、生活に関わる多様な問題に市民が自発的・自主的に協同し解決に取り組む協同組合の価値が評価されました。そうした協同組合の価値をさらに高めるには、多様なくらしの現状を見据え、その課題に対応する取組みが必要であり、そのためには、取り組む理念を明確化すること、組合員のニーズに対応できる職員の力量が望まれるなどの課題を提起されました。また、これからの生協の役割は「安全安心な商品」の提供から、「安全安心なくらし」の提供にあり、経済性や公共性だけでなく総合的に社会に役立つ道を進む必要があるとのお話があり、参加者との質疑や意見交換をおこない、交流を深めました。
参加者からは、「ユネスコ無形文化遺産に登録された経緯を知ることで改めて協同組合の価値が理解できた」「理念と現状のギャップなど、多くの生協の共通の課題を考えるいい機会になった」などの感想がありました。
2017年9月1日(金)、コープ御所南ビル4階会議室で開催しました。
遺伝子組換え作物を原材料とする食品を日常的に食べていますが、不安を抱いている消費者は少なくありません。遺伝子組換え食品の現状について知り、考えることを目的に開催。
農林水産省農林水産技術会議事務局 研究企画課技術安全室 技術安全推進第1係長・福田満氏から「遺伝子組換え技術の到達点について~『研究開発・安全性・表示制度』等を中心に」をテーマに情報提供があり、意見交換しました。
京都生協、生協生活クラブ京都エル・コープ、生協コープ自然派京都などから役職員17人が参加しました。
2017年8月2日(水)、キャンパスプラザ京都で「協同組合の役割とこんごの展望について」をテーマに開催され、160人が参加しました。国際協同組合デーは、毎年7月第1土曜日を、全世界の協同組合員が心をひとつにして、協同組合運動の発展を願い、平和とよりよい生活を築くために、運動の前進を誓い合う日として、1922年に制定されたもの。京都では毎年、京都府協同組合連絡協議会(構成/JA京都中央会・JF京都・京都府森林組合連合会・京都府生活協同組合連合会)の主催で、記念集会企画を実施しています。
昨年11月に「協同組合の思想と実践」」がユネスコ無形文化遺産に登録されました。協同組合が「共通の利益と価値を通じてコミュニティづくりを行うことができる組織」と位置づけられ、雇用創出や高齢者支援、再生可能エネルギーなど、社会のさまざまな問題解決に取り組んでいることが評価されました。あらためて協同組合の役割とこんごの展望などについて考えあうことを目的に開催しました。
北神圭朗衆議院議員(当時)とこくた恵二衆議院議員、井上さとし参議院議員、倉林明子参議院議員から祝辞をいただきました。
京都府生活協同組合連合会・酒向直之事務局長が司会を担当。JA京都中央会・中川泰宏会長が「協同組合の存在意義を再確認し、農協、漁協、森林組合が一致団結し、生協とも力を合わせていくことが重要である」と、開会あいさつをしました。
つづいて「協同組合の役割とこんごの展望について」と題して、龍谷大学農学部・石田正昭教授にご講演をいだきました。
石田教授は「協同組合と一般企業(株式会社)は土台が違う。一般企業の土台が資本なのに対して、協同組合の土台は組織、つまり人の結合(人と人のつながり)である。どれだけ「人と人のつながり」をつくれるか、またはつくる意思を持つかが重要。協同組合の思想と実践がユネスコの無形文化遺産に登録されたが、その評価は①信頼や自助といった民主主義に基づく協働を評価し、社会・文化・経済的発展に寄与している②さまざまな地域社会の問題に直接的に関与している③地球規模で協同組合の理念と実践を強化する。の3点がポイント。現在、多様な展開を見せている協同組合間協同があるが、この発展は生産者と消費者間の「安全・安心な食」の連携に見られる「産消提携タイプ」から、配送業務等の業務委託などの「業務提携タイプ」、店舗の共同運営等の「事業連携タイプ」そして地域課題を地域団体とともに解決する「地域連携タイプ」へと発展している。協同組合間協同の今後の可能性として新たに期待されるのが「組織連携タイプ」。例えば、一枚のカードで生協・農協間の相互利用を可能にするなど、お互いの事業メリットを作り出すことが重要。協同組合の原点は「教育に始まり、教育に終わる」といわれている。教育活動の意義は、「認知」「利用」「参加」「参画」へと発展していくこと。全国で新たな連帯が広がっている。京都の地でも連携の可能性を広げて欲しい。」と話されました。
参加者からは「バラバラにされた社会を一つにまとめていく協同組合の活動の価値を改めて確認できた」「協同組合の土台は組織にあり、人と人の結合が大事だと分かりました」など多くの感想がよせられました。
各協同組合からは「協同組合の担い手が語る」と題した活動報告がありました。
参加者からは「各協同組合の取組みの実態を知ることができて、とても興味深い内容だった」「それぞれの団体が意欲をもって取り組んで、課題に対応して活動されていることが分かりました」などの意見がありました。
さいごに、京都府漁業協同組合・西川順之輔代表理事組合長が「各協同組合はそれぞれの課題を抱え、とりまく環境は厳しさを増しています。協同組合として連携を図り、ともに発展していきましょう」と閉会のあいさつをのべました。
2017年9月26日(火)、コープ御所南ビル4階会議室において開催しました。
生協法改正以降、理事の職務と責任が明確にされると共に、理事、監事の役割がますます重視されるようになってきており、生協法の知識や監事の権限と職務、監事は理事の何を監査するのかなど、基礎的な知識について学ぶことを目的に開催しました。
はじめに、京都府府民生活部消費生活安全センター・濱田佳史専門幹から「生協検査における特徴的な指摘事項や留意点」について報告がありました。
つぎに、日本生協連総合運営本部法規会計支援部・宮部好広部長を講師にお招きし、1部は生協における役員(理事・監事)の職務と責任について講義。生協の機関運営や法的ルール、非常勤役員の役割など、生協の基礎的知識を学びました。2部は監事監査の基本と実務のポイントをテーマに、生協がおこなう幅広い監査対象に対しての監事監査などを学びました。
会員生協の役職員44人が参加しました。
2017年9月6日(水)、コープ御所南ビル会議室で開催しました。高取淳専務理事が司会進行し、上掛利博会長理事が開会のあいさつをしました。
龍谷大学経営学部経営学科・寺島和夫教授(龍谷大学生協理事長)より「一人前のサービス業をめざして、生協に期待すること」をテーマに講演をいただきました。
その後、各会員生協から2017年度の活動課題等について報告があり、意見交流をおこないました。
京都府生協連・畑忠男副会長理事が閉会のあいさつをしました。
9会員生協から理事長・副理事長・専務理事・常務理事、19人が出席しました。
7月18日(火)、コープ御所南会議室で「安心してくらせる地域・社会づくりの取組み、実践を学ぶ」をテーマに開催し、役職員40人が参加しました。
介護保険の見直しにより、市町村での地域支援事業が始まり、そのための協議体や研究会が始まっています。生協でも地域の見守り活動や買い物支援、医療や居場所づくりなど、孤立しないための地域づくりへの貢献が求められています。これらの課題に取り組んでいる、また準備をすすめている会員生協より、現状の取組みや今後の計画について報告いただき、学び交流することを目的に開催しました。
上掛利博会長理事が開会のあいさつをおこない、中島達弥常任理事がコーディネーターをつとめました。
京都生協・くらしサポート事業系統 溝内啓介統括マネジャーから「福祉分野でめざすこと」と題して報告がありました。次に「くらしの助け合いの会活動」をテーマに、福祉ボランティア活動実行委員会、くらしの助け合いの会コーディネーター・川田ゆかりさんから、報告がありました。つづいて、生協生活クラブ京都エル・コープ・河﨑豊彦専務理事より「生活クラブ京都のたすけあい活動と今後の地域政策作りについて」、乙訓医療生協組織部・水野晃さんから「つながりマップ作りの活動」、京都高齢者生協くらしコープ・石澤春彦専務理事から「共住プロジェクト、共同墓の活動」をテーマにそれぞれ報告があり、分散交流しました。
4月11日(火)、コープ御所南会議室で「安心してくらせる地域・社会づくり~貧困・格差の問題を考える。生協として何ができるか~」をテーマに開催し、役職員33人が参加しました。
くらしの格差は各世代で広がり、子育て世代や高齢者の多くで生活が苦しいという状況となっています。生協が持つ資源(事業、社会的活動、人)を活用し、地域のさまざまな団体と連携して生協として何ができるのかを考えることを目的に開催しました。
京都府生協連・上掛利博会長理事が開会のあいさつをおこない、本多浩常任理事がコーディネーターをつとめました。
日本生協連組織推進本部組合員活動部・山田浩史氏から「子どもの貧困に関する研究会からの報告」と題して報告がありました。
日本生協連は2020年ビジョン・第2期中期方針の中で「社会的弱者、貧困問題への取組み」を掲げています。多くの会員生協から、子どもの貧困問題に取り組むことの重要性や、事例研究、支援検討の要望があり、「『子どもの貧困』に関する研究会」が設置されました。研究会でまとめた提言や、全国の生協での取組み事例など、こんご生協として果たせる役割や具体的にできることについて報告がありました。
次に「京都府食品ロス削減府民会議からの取組み報告」が、京都府農林水産部食の安心・安全推進課・荒木貴士副課長から「食品ロスの現状」について、京都府健康福祉部家庭支援課・能勢弘康副課長からは「フードバンク」「子ども食堂」などの取組みについて、それぞれ報告がありました。
話題提供として、地域支援の取組みをテーマに、京都橘学園生協・大塚正文専務理事より、京都橘学園生協で取り組んでいるチャリティメニューの取組みについて報告があり、意見交換をおこないました。
参加者からは「身近で考えられること、取り組めること等、考えていく必要を感じた。」などの感想が寄せられました。
【日 時】2017年4月11日(火)13:00~16:00(予定)
【会 場】コープ御所南ビル 4階会議室
【テーマ】「安心してくらせる地域・社会づくり~貧困・格差の問題を考える。生協として何ができるか~」
【主催・問い合わせ先】 京都府生協連 075-251-1551
※どなたでもご参加いただけます。事前にお申込みください。
2017年1月17日(火)、コープ御所南ビル会議室で『災害時の対応と課題~生協くまもとの報告から学び考える~』をテーマに開催しました。役職員と組合員の25人が参加しました。
京都府生協連・上掛利博会長理事から開会のあいさつがあり、高取淳専務理事がコーディネイターをつとめました。
熊本地震で自らも被災された、熊本県生協連・吉永章会長理事(生協くまもと理事長)が、熊本県生協連・生協くまもとの災害時の対応や、これからの課題について報告されました。情報流の一本化や、協定の見直し、定期訓練の重要性などを教訓として挙げられ、府県生協連の果たす役割の大きさについて、身をもって体験したと語られました。
会員生協報告では、京都市民共済生協・岡田照雄専務理事から、地震災害の基礎知識や、防災、緊急時の対応について報告がありました。京都府内での災害の歴史を振り返りながら、災害情報の取り方や、地域との連携の重要性について報告されました。
参加者からは、「訓練だけでなく、今日のような体験談を聞くことも力になると感じた」「大変実践的なお話でとても参考になった。各会員生協が発災直後に速やかに起動し対応できるか?京都府生協連を軸としてヨコのつながりを活かした生協らしい被災者支援活動ができるか?ひきつづき学びあいをすすめたらよいのではないかと思う」「地震が起きた時のそれぞれの生協・行政との連携が大切だということを改めて痛感した」などの感想が出されました。