「京都の生協」No.100 2020年1月発行 今号の目次

  京都府生協連 第31回 「京都の生協活動を豊かに発展させる協議会」

~組織と事業のイノベーションによる協同組合のあらたな価値の発見・創造の場として~
【テーマ】 「普通」の若者と(大学)生協の接点

2019年7月16日(火)、コープ御所南ビル会議室で開催し、役職員38人が参加しました。

今回(31回)のKSKでは「『普通』の若者と(大学)生協の接点」をテーマに、京都府立大学の公共政策学部朝田佳尚准教授より問題提起があり、事例報告ではこれからの生協運動を担う世代から話題提供のあと、意見交換しました。 上掛利博会長理事が開会のあいさつをおこない、中森一朗常任理事がコーディネーターをつとめました。

朝田佳尚准教授からは「京都の大学生は生協に対してどのような接点をもっているのか」また「その背景にはどのような学生の意識がひかえているのか」を切り口に、京都の大学(院)に在学中の7人に聞き取りをおこなった内容の講演がありました。

事例報告では、京都府立大学生協学生委員・峯裕紀さんより「学生委員会の取組み(原爆展参加を通して)」、京都生協人事教育部・向當(こうとう) 朝美さんより「宅配担当者の経験を通して現在の仕事を語る」、京都大学生協吉田ショップ・西川彩さんより「自分自身も大学生活を支える仕事がしたい」と題し、それぞれが話題を提供した後に、パネルディスカッションをおこないました。

参加者からは「大学生協の現状を初めて知ることができました」「朝田先生の講演は聴きたいことが聴けたと感じられるものでした。聞き取りをされた学生のみなさんの、生の声はとても興味深い内容でした。学生に限らず組合員外の多くの方も同じ感覚なのだと思います。3人の事例報告も希望を感じるものでした。3人からまた輪が広がっていくことを確信しました」「朝田先生のお話はとても興味深く、接点はあるが意識化されていないということに気づかされました。これからの事業継続のために大きなヒントをいただいた気がします」など多くの感想がよせられました。


京都府生協連・
中森一朗常任理事

京都府立大学・
朝田佳尚准教授

京都府立大学・
峯裕紀さん

京都生協・
向當朝美さん

京都大学生協・
西川彩さん