「京都の生協」No.102 2020年8月発行 今号の目次

  新型コロナウイルス感染症対策本部設置と対応

新型コロナウイルス感染が拡大する状況をふまえて、京都府生協連では3月11日(水)に「新型コロナウイルス感染症」対策本部を立ち上げました。役職員の命と健康を守ることを最優先した感染防止や、感染者が出た場合の行動マニュアル整備などをすすめ、役職員への周知と日本生協連から発信された内容を会員生協へ情報提供しました。

その後、日本生協連や大学生協事業連合などからの発信について随時情報提供をおこないながら、4月に入り会員生協での対応事例や今後の準備についてヒアリングをおこない、4月22日に集約内容について発信をし、共有をはかりました。

これらに並行して京都府生協連の「新型コロナウイルス感染症にたいする対策要綱」を作成しました。また、会員支援として「不織布三層マスク」を会員生協へお届けしました。


対策本部を設置

京都高齢者生協くらしコープへ

京都医療生協へ

  京都生協が大学生協事業連合の職員を受け入れ人手不足と雇用 双方にとって有益

京都生協と大学生協の連携が進んでいます。

京都生協は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、休校中の大学生協事業連合関西北陸地区職員の出向受け入れを5月14日から始めました。大学生協では雇用や賃金を守り、京都生協では人員不足の解消にもつながる、双方にとって有益な取り組みとしてスタートしました。5月28日現在、37人が京都生協でお仕事をされています。

対象は京都大学、同志社大学、立命館大学、龍谷大学の各生協職員。京都生協の店舗での商品陳列や袋詰めをはじめ、支部(宅配事業所)での配達同行や、商品の出荷、片付けなどを担当しています。

コープ御所南店に配属された同志社生協の職員は「大学生協ではコンビニ店舗が担当ですので、重なっている業務もあり、今後に活かせる良い体験ができています」と、笑顔で取材に応じてくださいました。

京都生協の広報担当者は、「緊急事態宣言後、普段よりも店舗への来客数が増加。『巣ごもり』する人からの宅配の注文も多くなり、職員の人員も足りなくなっていた」と話しており、双方にとって有益な生協間協同の取り組みとなっています。


京都生協で農産物の袋詰め
をする大学生協職員

商品陳列をする大学生協職員