「京都の生協」No.102 2020年8月発行 今号の目次

  京都府生協連 緊急 第34回 「京都の生協活動を豊かに発展させる協議会」

~組織と事業のイノベーションによる協同組合のあらたな価値の発見・創造の場として~
【テーマ】 「学生のまち」京都を生活協同組合はどうやって支えるか?

7月14日(火)、コープ・イン・京都で開催しました。

役職員や、議員、マスコミなど、実出席とオンライン出席、あわせて約100人が参加しました。

新型コロナウイルス感染拡大の影響でいまだ多くの大学では対面授業ができず、学生の通学が規制されている状況です。また、オンライン講義の普及により学生の登校率は長期的に減少することが予測され、今後「『学生のまち』京都」が大きく変容することが予想されます。京都の大学生についての現状認識を深め、これからの『学生のまち』京都のありようや、京都府内の生協はその生活をどのように支えられるかを考えあう機会として、緊急に開催しました。

「『学生のまち』京都のこれからに向けた問題提起」をテーマに、京都府生協連・中森一朗常任理事が基調講演。この間の京都の大学生協の利用状況や、全国大学生協連が実施した「緊急学生アンケート」の結果報告から見えてくる現在の大学キャンパスや学生生活のようすを紹介し、京都の生協として、どのような学生生活支援ができるのかを、問題提起しました。

つぎに立命館大学共通教育推進機構・山口洋典(ひろのり)教授より、「Face COVID- 19 新型コロナウイルスに向き合う~立命館大学の取組み~」と、龍谷大学政策学部・深尾昌峰(まさたか)教授(龍谷大学・学長補佐)より「コロナ禍における学生支援~龍谷大学の取組み~」の報告があり、学生生活の現状と期待・悩みについて、京都橘大学4回生・寺田善照(よしてる)氏より報告がありました。

龍谷大学政策学部・只友景士(ただともけいし)教授がコーディネーターとなり、学生支援の実情についての質疑や、問題意識の共有を深めました。


京都府生協連・
中森一朗常任理事

熱心に聞く会場の参加者