「京都の生協」No.106 2022年8月発行 今号の目次

  第40回 京都府生協連 「京都の生協活動を豊かに発展させる協議会」(略称:KSK)

~組織と事業のイノベーションによる協同組合のあらたな価値の発見・創造の場として~
【テーマ】 2021年度全国生協組合員意識調査~調査結果から見えるもの~

1月18日(火)、オンラインとコープ御所南会議室で開催し、役職員30人が参加しました。
西島秀向会長理事が開会のあいさつをおこない、畑忠男副会長理事がコーディネーターをつとめました。
今回は日本生協連政策企画室・和氣未奈氏から、2021年度全国生協組合員意識調査について報告があり、意見交換をして内容を深めました。

日本生協連では3年ごとに「全国生協組合員意識調査」を実施しています。今回の調査結果には、コロナ禍の影響も反映されており、収入は1/4の世帯で減少、個配の利用は過去最多、利用年齢層の変化等が報告されています。生協の使命である組合員の期待と願いに応える事業の活動を考えるにあたり、最新の組合員の意識の実態を学び、今後にむけて考えあうことを目的に開催しました。

「組合員の今を知り、生協の未来を考える」をテーマに、日本生協連政策企画室・和氣未奈氏が報告。今の組合員の平均年齢が過去最高になり、高齢化がすすんでいること、高齢化はすすんでいるが、就業率は2012年度調査から上昇していること、コロナ禍で個配の利用率が店舗を逆転したことなどが報告され、生協の未来に向けての課題は、若年層の加入・利用促進が急務であり、組合員のくらしに寄り添う提案のためのデータ基盤構築、多様な組合員が運営に参加しやすくなるような、コミュニケーションの再設計などをあげられました。

参加者からは「ネットで注文するとき、なかなか自分のほしい商品にたどりつかないという組合員の声をくみあげ、工夫をして生協のよさを広報していきたい」「簡単・便利・わかりやすく・デジタルの力を活用・組合員との接点づくり・生涯利用をいかに高めるかなどの課題と方向性を確認できました。今後の分析や提言にも大いに期待をしています」などの感想が出されました。


日本生協連政策企画室・和氣未奈氏


手を振って終了しました
  学習会「防災・BCP(事業継続計画)の基礎を学ぶ」開催

3月10日(木)、オンラインで開催し、会員生協役職員、京都府災害ボランティアセンターなどから18人が参加しました。西島秀向会長理事が開会のあいさつをおこないました。

京都府危機管理部災害対策課計画・救助係・石田聖貴主事、同・岡野慎太郎主事から「防災・BCP(事業継続計画)の基礎を学ぶ」をテーマに、京都を取り巻く災害リスク、BCPとは何か?なぜBCPが必要なのか?新型コロナウイルス感染症について、BCPモデルプランについて(BCPチェックリスト)等の報告があり、意見交換しました。



京都府危機管理部・石田聖貴主事(左)、
同・岡野慎太郎主事(右)