「京都の生協」No.107 2023年1月発行 今号の目次

  2022年度京都消費者問題セミナー
「その誘い だいじょうぶ? ~18歳、19歳が狙われる!1人で悩まず相談しよう~」開催

2022年12月3日(土)、オンラインで開催し、約70人が参加しました。

消費者被害の事例と対策について広く啓発し、適格消費者団体の認知をはかることを目的に毎年開催しており、今年は15回目。京都府くらしの安心・安全月間事業として実施。主催は、京都府、NPO法人コンシューマーズ京都、適格消費者団体NPO法人京都消費者契約ネットワーク(KCCN)、適格消費者団体特定適格消費者団体NPO法人消費者支援機構関西(KC‘s)、京都生協、京都府生協連で、京都市の後援事業。

成年年齢が18歳に引き下げられ、消費者被害トラブルにどう対処すればいいのか等について考え合うことを目的に開催しました。はじめに京都産業大学法学部・坂東俊矢教授(弁護士・KC‘s常任理事)より話題提供があり、京都府消費生活安全センター・森順美指定消費生活相談員より相談現場からの報告、KC‘s・小林紀久子事務局長より活動紹介がありました。

つづいて、坂東俊矢教授をファシリテーターに、パネリストとして、立命館宇治高等学校家庭科・川口綾教諭、KCCN事務局長・増田朋記弁護士、森順美指定消費生活相談員、京都産業大学法学部4回生・布施杏奈氏、同・清水健生氏が登壇し、現在の状況と問題点などについて、パネルディスカッション。一人で悩まず相談することで、被害防止や啓発、社会をかえることにもつながる。社会全体で考えていく課題であるということを学びました。


活発にパネルディスカッションがおこなわれました

  京都の生協 理事長懇談会

2022年9月6日(火)、コープ御所南ビル会議室で開催しました。高取淳専務理事が司会進行し、西島秀向会長理事が開会のあいさつをのべました。生協を巡る話題・課題について学び、今後の事業や活動、運営に活かすことを目的に開催しました。

京都橘大学経済学部・岡田知弘教授(京都大学名誉教授、京都橘学園生協理事)から「世界と日本の経済状況から、私たちの今後の暮らしを考える~新たな地域経済社会への展望~」をテーマに講演をいただきました。

各会員生協から2022年度の活動概要や課題について報告があり、意見交流をおこないました。10会員生協から理事長・専務理事・常務理事など14人が出席しました。


京都橘大学・岡田知弘教授

  京都の生協活動功労者表彰式 3年ぶりに実開催

2022年11月1日(火)、レストラン「おおたや」で京都府生協連の表彰制度にもとづき、開催しました。表彰の対象となった方は、2021年8月1日から2022年7月31日までの間に退任した役員のうち、①役員在任期間が2期以上または2年以上あった方②特別に功労があったと認められる方、です。

2022年は各会員生協から3人が推薦され、表彰されました。


  日本政府に核兵器禁止条約への署名・批准を求める署名街頭宣伝

2022年10月29日(土)、四条河原町で街頭宣伝署名をおこない、43筆の署名が集まりました。



海外からの観光客も署名に協力

  憲法学習会「檻の中のライオン~憲法ってなんだろう?~」

2022年11月30日(水)、京都テルサ東館2階会議室とオンラインで開催し、135人が参加しました。

京都生協、NPO法人コンシューマーズ京都、京都府生協連が共催しました。

講師の、ひろしま市民法律事務所・はんどう大樹弁護士より、「ライオン=国家権力」、「檻=憲法」と見立て、憲法の条文を紹介しながら、どのように憲法を読み解けばいいのかについて、わかりやすくお話がありました。 参加者からは「憲法の大切さを知る、良い機会をありがとうございました。未来をつくるのは、私たちなんだと改めて感じた時間となりました。『知る、考える、行動』につなげたいと思います」「堅苦しい憲法講演と違ってとてもおもしろく、わかりやすかった。是非、孫に聞かせたいと思った」などの感想がありました。



人形を使ってわかりやすく講演されました