「京都の生協」No.107 2023年1月発行 | ![]() |
第42回 京都府生協連 「京都の生協活動を豊かに発展させる協議会」(略称:KSK) |
~組織と事業のイノベーションによる協同組合のあらたな価値の発見・創造の場として~
【テーマ】 『学生のまち』京都を生協はどうやって支えられるか? ~アフターコロナの学生のまち京都を盛り上げていくには~ |
2022年10月15日(土)、京都テルサ西館3階第2会議室とオンラインで開催し、役職員31人が参加しました。西島秀向会長理事が、開会のあいさつをおこない、國見伸行副会長理事がコーディネーターをつとめました。
今回は、アフターコロナと言われる今、学生たちの現状を知り、わたしたち大人に求められる事について考えあうことを目的に開催しました。
京都大学学生総合支援機構学生相談部門・中川純子氏より「コロナ禍の中の学生達~学生相談から見える心身の状況」について、講演がありました。「喪失」と思うのは、上の世代の視点であり、今の学生は「今」に適応している実態について、報告いただきました。
つぎに「下宿生でも投票できますプロジェクトについて」をテーマに、立命館大学法学部4回生・松尾遼太郎さん、同・産業社会学部4回生満壽居春希さんより報告があり、「コロナとの学生生活について」をテーマに龍谷大学経営学部2回生・松井翔輝さんより報告。
「全国大学生協連・関西北陸ブロック学生事務局の取組みについて」関西北陸ブロック学生事務局(龍谷大学4回生)・大前真悠さんより報告があり、その後に全体交流をしました。
最後に全体を通して龍谷大学政策学部・只友景士教授より「学生たちがさまざまな制限に適応していることに対して、敬意を払うことが一番の学びであった。今後、学校関係者、学生たちと一緒にどのようなキャンパスを作っていくのか、また学生たちのたくましさについて評価をし、一緒に社会を作っていくことが大切である」とコメントがありました。
参加者からは、「中川先生の話から、学生たちの現状への対応、適応をポジティブに評価してあげることを学んだ。学生のリアルな声を聞くことで、生協のやるべきことを考え直すきっかけとしてよかった」「コロナ禍の中でも、学生の方々の柔軟な適応力が素晴らしいと思いました。コロナ禍の中、環境に合わせてさまざまな取り組みをされていて素晴らしいと思います」などの感想が寄せられました。
![]() 京都大学・中川純子氏 |
![]() 龍谷大学・只友景士教授 |
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