「京都の生協」No.108 2023年4月発行 | ![]() |
京都府生協連 第44回 「京都の生協活動を豊かに発展させる協議会」 |
~組織と事業のイノベーションによる協同組合のあらたな価値の発見・創造の場として~
【テーマ】 サイバー攻撃への対策について ~自生協の危機管理対策を見直す機会へ~ |
2023年1月17日(火)、オンラインにて開催。役職員22人が参加しました。西島秀向会長理事が開会のあいさつをおこない、高取淳専務理事がコーディネーターをつとめました。
不正な方法でシステムに侵入し、危害を加えるサイバー攻撃は、年々手口が巧妙化しており、被害も拡大傾向にあり、事業に与える影響も大きく、将来起こりうるリスクを把握して適切な対策を講じることが重要になっています。今回は、サイバー攻撃の種類、事業体や個人が取るべき対策について学び、自生協の危機管理対策を見直す機会になることを目的に開催しました。
はじめに、日本生協連事業企画・デジタル推進本部システム企画部・浅木知里部長より「2022年10月9日にランサムウェア感染によって甚大な業務影響が発生したならコープ様の支援概要」について、報告がありました。
つぎに同・システム推進グループ・久保田哲治氏と、同・本池正人氏から「サイバー攻撃への対策」について講演がありました。システム技術対策と職員教育や訓練等の組織運営的対策の両方が必要なこと、不審なメールを受信した際の運用ルール等について報告されました。
つづいて、京都生協サスティナブル推進部・中垣延広CSR担当より「京都生協の取組み」についての報告のあと、意見交流しました。
参加者からは「サイバーセキュリティについては、内部だけでなく、外部の専門家等も活用して構築していく必要性を感じました」「攻撃メールの訓練は、重要で効果的だと感じた」「セキュリティ対策はコストではなく、投資だと聞き、実感した」などの意見がありました。
![]() 日本生協連・浅木知里部長 |
![]() 日本生協連・久保田哲治氏 |
![]() 日本生協連・本池正人氏 |
![]() 京都生協・中垣延広氏 |
![]() 熱心に報告を聞く参加者 |