「京都の生協」No.109 2023年8月発行 今号の目次

  適格消費者団体・特定適格消費者団体・NPO法人消費者支援機構関西(KC's)通常総会・記念シンポジウム

京都府生協連・西島秀向会長理事が理事長に選出!。

2023年6月24日(土)、エルおおさかで開催されました。感染拡大防止のため、会場とオンラインを併用し、書面による議決運営を中心に開催されました。提案されたすべての議案(2022年度事業報告・決算、2023年度事業計画・予算、役員選任、定款変更)が可決承認されました。総会終了後は、記念シンポジウムが開催され、2022年12月12日に最高裁において逆転勝訴がだされた家賃債務保証会社に対する差止請求訴訟を振り返り、居住用賃貸借契約や保証問題の現状と適格消費者団体の取組み、最高裁判決の意義を考えあいました。2022年度より、京都府生協連からは西島秀向会長理事を理事として派出しており、第1回理事会で理事長に互選されました。



議案提案をするKCʻs・小林紀久子事務局長

 


  適格消費者団体・NPO法人 京都消費者契約ネットワーク(KCCN)総会

2023年5月30日(火)、京都司法書士会館会議室で開催、野々山宏理事長より開会あいさつがありました。石田郁雄理事が議長に選任され、全議案が可決されました。3年ぶりに実開催となり、役員を中心に15人の会場参加がありました。
今年は役員改選があり、京都府生協連・高取専務理事が理事に選任されました。
総会後に池本誠司弁護士を講師にお迎えし、記念講演(オンライン)が開催され、「特商法2022年省令改正の活用と特商法5年後見直しの課題」と題して、改正された特定商取引法の具体的な内容と活用方法を中心にご講演がありました。
消費生活相談員を中心に参加者からは質問がだされ活発な議論がおこなわれました。オンラインを含めて25人が参加しました。


  第54回京都消費者大会開催

2023年5月27日(土)、ウイングス京都で開催されました。
会場とオンラインによる開催で、主催は京都府、京都市、NPO法人コンシューマーズ京都で、京都府生協連が後援しました。
テーマは「デジタル社会と消費者のくらしについて考える~安心で豊かな消費生活のために~」。
成蹊大学・高橋暁子客員教授(ITジャーナリスト)より、「デジタル社会で安全にくらすためにSNS・ネットのリスクと対策」と題して講演がありました。つぎに「子どもの主体的な学びを引き出すデジタルコンテンツの開発」と題して、滋賀大学教職大学院・岸田蘭子特任教授(京都市教育委員会指導部参与)より講演。講師二人による対談もあり、質疑応答がおこなわれました。
会場43人、オンライン47人が参加しました。



  2024年介護保険制度改定に係る自治体訪問活動について

2023年3月14日(火)、2024年に予定される「介護保険制度改定」に向けた、自治体の準備状況の聞き取りや、当該事業をすすめている生協の活動を紹介し、連携して地域のくらしを守る取り組みの推進につながることを目的に、訪問活動に取り組みました。
参加した会員生協は、京都生協、乙訓医療生協、やましろ健康医療生協、京都高齢者生協くらしコープの役職員。京都府生協連から、西島秀向会長理事、高取淳専務理事が参加しました。 訪問先は、京都府と京都市。懇談では、生協が考える2024年改定予定の介護保険制度への提言を紹介、会員生協からは、それぞれの福祉事業や活動の紹介をおこない、京都府と京都市からは、介護保険にかかわる課題や、制度改定に向けた準備状況などをお聞きしました。