「京都の生協」No.44 2001年12月発行 この号の目次・表紙
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生協・行政合同会議開かれる
生協の社会的役割と生協行政の課題をテーマに

親睦会では、市比賣神社飛騨宮司さんのご協力で
「いちひめ雅楽会」の皆さんに雅楽を披露していただいた
 9月7日午後、京都府公館で、近畿地区生協府県連協議会主催で第13回近畿地区生協・行政合同会議が開催されました。
 厚生労働省から社会・援護局地域福祉課井上生協検査官、鈴木事務官、近畿厚生局一瀬総務管理官、都甲監査官、熊野係長らが参加。
 福井、滋賀、奈良、和歌山、兵庫、大阪、京都の生協担当主幹部局、および各生協府県連の役職員ら50名が参加しました。
 開催にあたり、協議会代表・兵庫県生協連会長小倉修悟さんから「21世紀を迎え、社会の大きな変化の中で、いっそう暮らしに役立つ生協としての役割を発揮したい。今後、行政・生協との連携を強める場とし、お願いしたい」と主催者代表挨拶。
 一瀬正志さんからは厚生局の機構、仕事紹介をかね生協への期待のあいさつ。京都府商工部部長麻生純さんからは開催府県としての歓迎挨拶をいただきました。
 会議では厚生労働省より「生協の課題と連絡事項」として運営上の課題、監事の監査活動、組合員参画と合意形成、情報開示、検査指導上の留意点について報告。「日本生協連の活動について」布藤常務より報告。
 各生協連合会からは、「組織状況」、「生協がすすめる「食の安全、たべるたいせつ」のい取り組み」、「生協の府県行政への期待、府県行政とのパートナーシップについて」それぞれ報告、意見交換がおこなわれました。

第13回KYOのあけぼのフェスティバルワークショップに参加
男女共同参画―わたしの立場
 10月12日午後、京都テルサ東館2階視聴覚研修室で25人が参加し開かれました。
 話題提供として京都府生協連副会長の末川さんから最近気になっていることから「ジェンダーバイアス」の視点で話題提供。
 報告として「「できることを できる人が!」―我が家の場合」と題して林春生さん(京都生活協同組合理事)から「育った時代背景、家庭環境の中で疑問に思っていたことすべての人の気づきと意識改革が大切。」と報告。さらに「大学生協京都事業連合における男女共同参画の課題」と題して酒井克彦さん(大学生協事業連合常務理事)が報告。
 意見交換では男性の育児休暇の取得をめぐって大きな論議となり、社会の意識を少しずつかえていくこと、そして、社会システムを確立し、男も女も平等に行動出来るようにしていこうなど活発な意見交換がおこなわれました。

静原コスモスフェア―交流座談会
京都府生協連 男女共同参画委員会―
「語り場」つくりの取り組み
 10月13日、JA京都中央静原コスモスフェアに17名が参加しました。
 これは第12回国際協同組合デー京都集会女性交流会で、「『○○の嫁』から、JA女性部の活動を通して個として認められるようになった。」という報告を受け、京都府生協連の男女共同参画委員会も「いきいきした女性たちを応援にいき、わたしたちもジェンダーの問題を大いに語る場づくりをしよう」ということで静原のコスモスフェアも開催会場で、座談会をもちました。
 当日、フェアの会場では、食べ物をつくったり、野菜や花の販売をしたり、農工具を家の前に展示して、わらぞうりの実演をしているところもあり、地域が一丸となって、取り組んでいる様子が感じられました。
 周りの休耕田はコスモスが咲き、秋らしさを一層演出してくれました。

農林水産省近畿農政局と懇談
自給率の向上、食品リサイクル法、
BSE対策、などをテーマに
 11月13日、近畿農政局会議室で2府4県の生協役職員17名、農林省関係から伊藤近畿農政局局長ら25名が参加し開かれました。
 開会にあたり、伊藤元局長から「日本の食料自給率の向上、食生活の見直し、生産者と消費者の連携・関係強化の課題、安全・安心の確保、表示問題、新たに法制化された食品リサイクル法など生協の皆さんと連携して進めたい。」とあいさつ。生協連を代表して関西地連川村事務局長が関西の生協の状況を報告。
 農政局より組織の再編や食農教育、食生活指針、食品表示の取り組み、食品リサイクル法の取り組みや助成事業、BSE対策、農業の担い手対策、環境保全型農業の推進、農山村の活性化対策、都市と農村の交流事業、農林省農政局統計情報、食糧事務所の仕事などについてそれぞれ報告をいただきました。
 また、学校での「食農教育」をビデオで紹介をいただきました。
 意見交換では「食農教育」と生協活動との連携、サルモネラ菌の表示、小規模養鶏における経営問題、BSE問題、屠殺方法の改善、自給率の向上対策、大豆、麦の生産振興、米粉パンの開発、食品リサイクル法などについて活発におこなわれました。

ライスフェアーイン京都2001が開かれる
ごはん大好き!健康家族をテーマに
 京都の食を知って、たべてもらって、楽しんでもらおうと10月27、28日、京都駅ビルでライスフェアーイン京都2001が開かれ、20万人が参加しました。
 27日、オープニングセレモニーにつづいて、「おあがりやすライストーク」で幕開け。
 元小結の舞の海や料亭菊乃井の当主村田さんらによるトークなどがおこなわれ、会場では各JAなどの新鮮野菜コーナー、各種イベントが取り組まれました。
 京都府生協連は生協の京都府内産直の取り組みを紹介、食と健康などを提案しました。

・京都お米塾コーナー(南広場)では食の安全をめぐる状況や問題点、今後、求められること、商品などの展示。中央舞台では、京都生協船井・美山行政区委員会が「コープおうちでパエリア」の商品開発、府内産直の取り組みなどを「フラメンコと劇、クイズ」で発表。
・KBS生中継「桂都丸サークルタウン」では廣瀬理事が府内の取り組みなどをトーク。
・お米何でも教室(料理提案)では「お父さんのお米をつかった料理提案教室」を京都生協北ブロック左京メンズックッククラブが発表。
・28日は「米ぬか石鹸のできるまで」を発表しました。各教室とも70名近くが参加し、好評でした。

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京都府生活協同組合連合会連合会