京都府生活協同組合連合会

「京都の生協」No.49　2003年8月発行

京都府生協連第50回通常総会開催

―京都府生協連第50回通常総会開催―

　6月10日（火）、池坊学園洗心館で、京都府生活協同組合連合会第50回通常総会が開催され、全議案を可決・承認、3名の新役員が選出されました。
　京都府生協連吉田智道会長理事が開会ごあいさつをのべ、つづいてご来賓のみなさんをご紹介しました。京都府知事山田啓二さん（代理・京都府商工部次長黄瀬謙治さん）、京都労働者福祉協議会会長羽室武さんからはご祝辞をいただきました。

京都府商工部次長
黄瀬謙治さん

京都労働者福祉協議会会長
羽室武さん

　また、今回は5名の国会議員秘書・事務所長のみなさんにもおこしいただきました。
　あわせて京都府議会議長、国会議員各政党会派、関係団体、各生協などからいただいた74通の祝電・メッセージをご紹介の後、11名の代議員から発言がありました。
　最後に、佐藤京子理事より「第50回通常総会アピール」が提案され、総会の総意として拍手で採択されました

ご臨席いただいた国会議員秘書・事務所長のみなさん（順不同・敬称略）
	奥山茂彦衆議院議員　秘書　藤野雅彦菱田嘉明衆議院議員　事務所長　奥田俊治玉置一弥衆議院議員　秘書　髙山和己福山哲郎参議院議員　秘書　田中健志松井孝治参議院議員　秘書　木元俊大

お寄せいただいた祝電・メッセージ（順不同・敬称略）
	自由民主党衆議院議員　奥山茂彦民主党衆議院議員　山井和則民主党衆議院議員　玉置一弥民主党衆議院議員　前原誠司民主党参議院議員　福山哲郎民主党参議院議員　松井孝治公明党衆議院議員　池坊保子日本共産党衆議院議員　こくた恵二日本共産党参議院議員　市田忠義日本共産党参議院議員　西山とき子日本共産党参議院議員　井上さとし京都府議会議長　田坂幾太京都市長　桝本賴兼京都商工会議所会頭　村田純一 JA京都中央会会長　中川泰宏京都府漁業協同組合連合会代表理事会長　上田功京都府社会福祉協議会会長　北川龍一きょうされん京都支部長　粟津浩一京都府商工団体連合会会長　加藤建夫

■

＜京都府生協連第50回通常総会アピール＞
組合員と地域社会の信頼にこたえて、京都の生協活動を豊かに発展させましょう

21世紀を平和で、人間らしい健康で生き生きとした暮らしを実現する、
持続可能な社会としていくために

2003年6月10日
京都府生活協同組合連合会第50回総会

　さる3月20日、アメリカ・イギリスは、多くの国際世論に背をむけて、イラクへの戦争行為を強行しました。日本政府は、いち早く、これにたいする支持の態度をあきらかにする一方で、急ピッチで「有事」、すなわち戦争を想定した法整備をすすめてきています。「有事三法案」について、私たちは再三にわたり慎重審議を要請してきましたが、国民のあいだに疑問や不安の声が根強く存在したまま、国会通過がはかられたことは、たいへん遺憾であり、つよく抗議するものです。

　そして、わたしたちのくらしをめぐっては、企業の倒産・高い失業率・就職難など、きびしい状況がつづいています。くわえて、医療制度や年金制度の改悪がすすみ、国民の健康と生活への不安はますます大きくなっています。

　戦後の生協活動は、「平和とよりよい生活のために」を合言葉に、あたらしいスタートを切りました。半世紀たった今、このことの意義について、あらためて、ふりかえりながら、21世紀を平和で、人間らしい健康で生き生きとした暮らしを実現する、持続可能な社会としていくために、組合員と役職員がともに力をあわせて、生協活動を大きく発展させることをたしかめあいたいとおもいます。

　本日、京都府生活協同組合連合会は、第50回総会を開催しました。京都における生協への加入数は69万人を数え、地域・学園・職域・医療・共済など多くの分野で、組合員の経済的・社会的・文化的ニーズにもとづいた事業・活動がすすめられています。

　私たちが、この数年にわたり、すすめてきた食の安全をもとめる活動はひろい国民的な世論となり、今国会で食品安全基本法・食品衛生法改定案が成立するなど、食品安全の社会システムの実現へむけて、大きな一歩をふみだしました。さらに消費者保護基本法の34年ぶりの大幅な改正も予定されており、多くの府民によびかけながら、消費者権利の確立のための取り組みを力づよく、すすめていく必要があります。

　地域社会と組合員の信頼にこたえ、「正直・公開・社会的責任・他人への配慮」（95年国際協同組合同盟［ＩＣＡ］声明）という倫理的価値を大切にしながら、京都における生協活動を豊かに発展させていきましょう。

■

〔ひとつまえにもどる〕