「京都の生協」No.53 2004年8月発行 | ![]() |
全国の平和への想いを引き継いで 滋賀〜京都〜奈良 ピースアクション2004 京都〜平和行進〜 |
6月21日(月)、ピースリレー(平和行進)が滋賀県から京都府へ引き継がれました。この日は台風による暴風雨警報が発令されたため予定していた市内行進は中止。社会福祉会館ハートピア京都で関係者30名による引き継ぎ式が開催されました。 国際的にはイラク問題が大きな影を落とし、来年2005年には日本が原爆投下60周年を迎えようとしている今、世界から核兵器を廃絶し、戦争の火種をなくそうという組合員・府民の願いを、多彩な平和のとりくみでつなぎあうことができました。
【6月24日 向日市〜長岡京市〜大山崎町/八幡市】
6月23日 学習講演会「ふりそでの少女との出会い」
絵本『ふりそでの少女』は、長崎の原爆の犠牲となった二人の少女、大島史子ちゃん(12歳)と福留美奈子ちゃん(9歳)が、最期に晴着を着せてもらい荼毘にふされた様子を描いたもの。 今回の講演会は、絵本の原作者であり、自らも長崎で被爆した松添博さんをお迎えし、原爆投下直後の惨状とあわせ、運命とも思える少女たちとの出会いについてお話しいただきました。 少女の関係者を探し続けた松添さんは、史子ちゃんの同級生の藤田晴子さん(京田辺市在住)や美奈子ちゃんの母福留志なさん(綾部市在住 102歳)に二人の少女の最期を伝えることができ、「やっと少女たちから頼まれたことを果たせたと思った」と話されました。
当日は昨年の平和学習講演会でお話しいただいた藤田晴子さん、伊達順子さん(綾部市在住、 志なさんの願いを受けた綾部の中・高生が中心となった「ふりそでの少女像を作る会」事務局)、長崎の原爆資料館に設置されたふりそでの少女像「未来を生きる子ら」の製作者・余江勝彦さん(舞鶴市在住)にもご参加いただき、少女たちへの思いをお話しいただきました。
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