「京都の生協」No.57 2005年9月発行 | ![]() |
京都府生協連第52回通常総会開催 全議案を可決・承認、総会アピールを採択
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■11名が活発な発言 当日は、11名の代議員・理事・オブザーバーから、食の安全・くらしの安心をもとめる取り組みや組合員活動、平和の取り組みなどについて活発な発言がありました。これらの発言をふまえ、小峰専務理事は、「多様で、わかりやすい報告をいただいた。また、終戦60年という節目にあたっての、平和の取り組みの重要性も深められた。今後も、組合員の願いをもとに、一致点での取り組みをすすめていこう。府連の役割として、会員の取り組みの交流や連帯の促進、生協の社会的役割の発揮、渉外・広報をつよめていく」とのまとめをおこないました。
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■総会アピールを採択 第52回通常総会アピールは、酒井克彦常任理事が提案し、全体で拍手確認しました。アピールの一部を抜粋して紹介します。 |
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平和で、人間らしい健康で生き生きとした暮らしを実現する、
持続可能な社会を築いていきましょう
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本日、京都府生活協同組合連合会は第52回通常総会を開催し、京都における生協への組合員加入数が64万人を数え、地域・学園・職域・医療・共済など多くの分野で、協同組合としての「使命(ミッション)」にもとづき、組合員の経済的・社会的・文化的ニーズに基礎をおいた事業・活動を旺盛にすすめていることを確認しました。 昨年は「災」という字に象徴されたように、台風・豪雨・地震などが全国各地であいついだ年でした。生活と健康にかんする不安はかつてないほど大きくなってきています。平和と憲法改定をめぐる問題は歴史的な段階をむかえています。 この間、わたしたちが取り組んできた食の安全をもとめる活動はひろい国民的な世論となり、食品安全の社会システムの実現へむけて、たしかな一歩をふみだしました。京都府において「食の安心・安全推進条例」(仮称)づくりがすすめられ、京都市で消費生活条例があらたにスタートしたことは消費者の要望にかなった、意義ぶかいことです。また本年2月、地球温暖化防止にむけて京都議定書が発効しましたが、その実践は生協にとっても不可欠の課題です。 いま、日本社会とわたしたちのくらしをめぐって、大きな変化が起こってきています。ひきつづき組合員と地域社会の信頼にこたえ、安全・安心なくらしが保障される社会を実現する役割をはたしていくためには、事業と組織運営のよりいっそうの強化と革新を迅速にすすめていかなければなりません。 「正直・公開・社会的責任・他人への配慮」(1995年国際協同組合同盟[ICA]声明)という倫理的価値を大切にしながら、21世紀を真に「平和で、人間らしい健康で生き生きとした暮らしを実現する、持続可能な社会としていく」ために、組合員と役職員がともに力をあわせて、京都における生協活動をゆたかに発展させていきましょう。 |