「京都の生協」No.58 2006年1月発行 | ![]() |
“食の安心・安全”をめぐって
「知事と和ぃ和ぃミーティング」 〜 小林智子会長理事が参加、発言 〜 |
2005年10月26日、平安会館で、京都府民と山田知事が直接語り合う「知事と和ぃ和ぃミーティング」が、「みんなで考える食の安心・安全」をテーマに開催され、府民約200人が参加しました。 今回の「知事と和ぃ和ぃミーティング」の開催は、10月11日から11月10日まで、「京都府食の安心・安全推進条例(仮称)」の骨子案がパブリックコメント実施中で、この取り組みを広く府民に知らせ、同時に府民の意見を聞くのがねらい。 山田知事を囲んでのパネルディスカッションには、京都府生協連の小林智子会長理事が消費者を代表するパネリストの一人として参加し、“安全”と“安心”の違い、リスクコミュニケーションのとり方、消費者・事業者・行政の3者によるネットワークの大切さなどについて意見をのべました。 ほかにパネリストは、久御山町でトマトを生産する酒部一成さん、京都府食品産業協議会会長の野村善彦さん、元京都新聞編集委員の鈴木冨美子さんなど全部で7人。酒部さんからは「農家が誇りをもてるような支援を」、野村さんからは「京の食品産業の情報を全国へ、世界へ発信する場を作っていただきたい」などの要望が出されました。司会は同志社大学政策学部教授の山下淳氏。 会場との意見交換では、京都府生協連生協活動推進委員の廣瀬佳代さんが、「条例を推進するため知事直轄の部局の設置」と「必要な財源の措置」の2点について要望を出しました。 このなかで、山田知事は「条例をふまえ、新しい食の安心・安全行政へ踏み出す」「食の安心・安全行政は子どもたちの未来にも大きな影響をもつ。男性もふくめてみんなで考えていきたい」と積極的な姿勢を示されました。 |
![]() ▲山田啓二知事を囲んでパネルディスカッション ![]() ▲発言する小林智子会長 ![]() ▲生産者の酒部一成さん(中央) ![]() ▲会場から発言する廣瀬佳代さん ![]() ▲府民200人あまりが参加 |