「京都の生協」No.60 2006年8月発行 この号の目次・表紙

京都府生協連第53回通常総会開催
全議案を可決・承認、役員23人を選出、 総会アピールを採択


6月13日(火)、池坊学園洗心館で開催しました


開会のあいさつをする
小林智子会長理事


京都府山田啓二知事代理
京都府商工部 黄瀬謙治部長


京都労働者福祉協議会
木戸美一会長

 6月13日(火)午後1時30分より、池坊学園洗心館で、「京都府生活協同組合連合会 第53回通常総会」を開催しました。

 今総会の代議員総数は40人で、当日の代議員出席は38人(うち書面出席6)、役員・来賓ほかあわせて、76人の参加となりました。

 小林智子会長理事が開会のあいさつをのべ、つづいてご来賓の京都府知事山田啓二さん(代理・京都府商工部長 黄瀬謙治さん)、京都労働者福祉協議会会長 木戸美一さんから、ご祝辞をいただきました。あわせて京都府議会議長、京都市長、国会議員、各関係団体、各生協などからいただいた76通の祝電・メッセージをご紹介しました。

 提案された7つの議案について、1〜6号の各議案は可決・承認されました。7号議案 役員選挙については、立候補者数が定数内であったため、役員選挙管理委員会の委員長より、役員選挙規約にもとづき全員を無投票当選とする旨が報告されました。今回、員外理事2人をふくむ20人の理事と3人の監事が選出されました。さいごに、総会アピール「平和で安心して暮らせる地域と持続可能な社会を実現しましょう」を採択しました。


12人が活発に発言

 当日は、12人の代議員・理事・オブザーバーから、食の安全・くらしの安心、大学生協の活動、医療制度改革と経営への影響、平和の取り組みなどについて活発な発言がありました。これらの発言をふまえ、小峰専務理事は、「この1年の多様な活動について報告をいただいた。これらを連合会の活動の中にしっかりと受けとめさせていただいて、みなさんがたといっしょにこの1年、活動をすすめてまいりたい」とのまとめをおこないました。

小峰専務理事

発言者とテーマ
生協委員会の活動に
ついて


立命館生協
西脇ありさ 代議員

事業活動と組合員参加に
ついて


京都生協
松本敬子 代議員

2005年度の活動に
ついて


生協エル・コープ
佐々木郁子 代議員
食の安全・くらしの安心の
取り組みについて

京都生協 
右近裕子 代議員

医療制度改革と生協の
取り組みについて


やましろ健康医療生協
堀岡美和子 代議員
府庁生協の活動に
ついて


京都府庁生協
今西静生 代議員
パソコン講座の
取り組みについて


京都橘学園生協
樋口八重子(オブザーバー)
農業体験ツアーの
取り組みについて


京都府立医大・府立大生協
石角敏明 代議員

平和の取り組みに
ついて


京都生協
笠谷敏子 代議員

憲法・平和の
取り組みについて


乙訓医療生協
堀井輝夫 代議員

男女共同参画の
取り組みについて


府連 生協活動推進委員
廣瀬佳代(オブザーバー)
診療報酬引き下げと
医療生協の経営について


京都府生協連合会
田中 弘 理事


2006年度体制7月10日現在 (敬称略・順不同)
会長理事 小林 智子 (京都生協理事長)
副会長理事 平 信行 (京都大学生協専務理事)
専務理事 小峰 耕二 (京都生協常務理事)
常任理事 小川 正 (京都府庁生協常任理事<総括>)
常任理事 佐藤 京子 (やましろ健康医療生協理事長)
常任理事 沼澤 明夫 (大学生協京都事業連合専務理事)

理事 粟飯原 利弘 (龍谷大学生協専務理事)
理事 大塚 正文 (京都橘学園生協専務理事)
理事 小野 留美子 (乙訓医療生協専務理事)
理事 金谷 薫 (全京都勤労者共済生協専務理事)
理事 鎌部 千津子 (京都生協常任理事)
理事 酒井 克彦 (立命館生協専務理事・池坊学園生協専務理事)
理事 吹田 知久 (京都府医大・京都府大生協専務理事)
理事 高田 艶子(員外)
理事 田中 弘 (京都医療生協専務理事)
理事 中本 式子 (生協エル・コープ理事長)
理事 羽賀 省二 (京都教育大学生協理事)
理事 廣瀬 佳代(員外)
理事 松浦 順三 (京都工芸繊維大学生協専務理事)
理事 三宅 智巳 (同志社生協専務理事)

監事 島田 浩 (京都府庁生協監事)
監事 佃 政治 (京都大学生協常務理事)
監事 新堀 悟史 (乙訓医療生協理事)

(事務局)
事務局長 坂本 茂
事務局次長 牧野内 孝子
事務局担当 川端 浩子
渉外・教育担当 原 強

今回退任された役員のみなさん
理事 大関 健朗さん (乙訓医療生協常務理事)
理事 黒岩 卓美さん (生協エル・コープ専務理事)
理事 寺尾 正俊さん (前京都教育大学生協専務理事)
理事 行松 龍美さん (やましろ健康医療生協専務理事)

祝電・メッセージをお寄せいただいた方がた(敬称略・順不同)

自由民主党衆議院議員

山本 ともひろ

日本共産党衆議院議員 穀田 恵二
自由民主党衆議院議員 中川 泰宏 日本共産党参議院議員 井上 さとし
自由民主党衆議院議員 清水 鴻一郎 日本共産党参議院議員 市田 忠義
自由民主党衆議院議員 井澤 京子 京都府議会議長 酒井 国生
自由民主党参議院議員 小泉 顯雄 京都市長

桝本 頼兼

民主党衆議院議員 山井 和則 京都府社会福祉協議会会長 立石 義雄
民主党衆議院議員 泉 ケンタ 京都市社会福祉協議会会長職務代理 川口 東嶺
民主党参議院議員 福山 哲郎 京都商工会議所会頭 村田 純一
民主党参議院議員 松井 孝治 JA京都中央会会長 中川 泰宏


総会アピールを採択
第53回通常総会アピールは、鎌部千津子理事が提案し、全体で拍手確認しました。アピールの一部を抜粋して紹介します。

平和で安心して暮らせる地域と持続可能な社会を実現しましょう
 本日、京都府生活協同組合連合会は第53回通常総会を開催し、京都における生協への加入組合員数が64万8000人を数え、地域・学園・職域・医療・共済など多くの分野で、旺盛な事業と活動をすすめていることを確認しました。
 わたしたちは、被爆・終戦60年という節目の年にあたって、平和をもとめる取組みを多彩にすすめてきました。また、食品安全の社会システムの実現へむけて活動の積み重ねのなかで、昨年末に「京都府食の安心・安全推進条例」を制定することができました。今国会では、消費者団体訴訟制度があらたにつくられることとなりました。
 こうしたなかで、医療制度・年金制度の改悪と増税、そして消費税の大幅な再々引上げへむけた準備がすすめられています。憲法9条を改定し、日本を「戦争をしない国から戦争ができる国」にするという国のあり方を根本から変える動きがつよまっています。戦後の生協活動は、「平和とよりよい生活のために」を合言葉に、あたらしいスタートを切りました。このことの意義をいまこそ、たしかめあおうではありませんか。
 2005年、日本の社会ははじめて人口減少に転じ、こんご急速に「少子高齢社会」へむかっていきます。21世紀を真に「平和で、人間らしい健康で生き生きとした暮らしを実現する、持続可能な社会としていく」ために、京都における生協活動をゆたかに発展させるとともに、地域社会の一員として、さまざまな団体・個人と手をつなぎ、連帯の輪をひろげていきましょう。

2006年6月13日
京都府生活協同組合連合会



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京都府生活協同組合連合会連合会