「京都の生協」No.60 2006年8月発行 この号の目次・表紙

2006年 国際協同組合デー 第17 回京都集会開催


国際協同組合デー・第17回京都集会。
開会あいさつをされるJA京都中央会・中川泰宏会長

  7月5日(水)、キャンパスプラザ京都を会場に、「2006年国際協同組合デー・第17回京都集会」が開催され、JA、漁連、森連、生協から150人が参加しました。

 これは、京都の協同組合運動の発展を願い、毎年開催されるもので、主催は京都府協同組合連絡協議会(構成/JA京都中央会・JF京都府漁業協同組合連合会・京都府森林組合連合会・京都府生活協同組合連合会)。

 午前の部として、女性交流会がおこなわれました。午後の部としては、「森・里・海のつながりを大切に〜地域の協同組合がはたす役割」をテーマに全体集会がひらかれました。


■午前の部 女性交流会


話がはずみました

JA京都女性組織協議会
豊田勝代会長が開会あいさつ
 京都府生協連・鎌部千津子理事の司会のもとで開会、JA京都女性組織協議会・豊田勝代会長があいさつをしました。

 3人の方から活動報告があり、その報告にもとづいて8つのテーブルに分かれて、意見交流がおこなわれました。

 さいごに、京都府生活協同組合連合会・小林智子会長理事が閉会のあいさつをおこないました。参加者は、79人でした。

 「府内の協同組合の女性たちとの交流ができてよかった。どこの組合も組織の枠から出て手をつなぐ取組みができたらいいなという思いでいることがわかった」「それぞれの活動報告がとても身近な活動(隣のおばちゃんが…)に思えた」「1テーブル8人ほどでとても交流しやすかったが、もう少し時間がほしかった」などの感想が寄せられました。

報告いただいたみなさん

「男の料理教室の取組み」
京都生協「男の料理教室」
事務局長 石黒 徹さん


「樹々の会の活動について」
森林組合・樹々の会
代表 勝山弘子さん

「小さな山里の大きな夢づくり」
JA京都市女性部 大西孝子さん


昼食の「健康ばんざい 京のおばんざい弁当」

昼食の「健康ばんざい 京のおばんざい弁当」は、「地元産の材料を使用されていてとてもうれしいお弁当でした。品数もたくさん、なによりも脂(油)物が使用されずに、しかし満足感たっぷりの最高の昼食でした」の声に代表されるように、大好評でした。


■午後の部 全体集会

熱心に聞き入る参加者のみなさん

京都精華大学
人文学部環境社会学科
板倉豊先生

JF京都府漁連
佐々木新一郎代表理事会長が閉会のあいさつ

 全体集会は、京都府森林組合連合会・倉貫博行課長の司会で開会、JA京都中央会・中川泰宏会長より開会のあいさつがありました。

 つづいて、「豊かな海は森がはぐくむ」をテーマに、京都精華大学人文学部環境社会学科・板倉豊先生に講演していただきました。参加者から、「森林のはたす役割がよく理解できた」「今日から森や川を見る目が変わるような楽しくためになる話でとてもよかった」「ブナの樹に触れてみたい」「水は地球を循環しているのだということがくわしい説明でよくわかった」「学生とともに小学校単位で活動している様子がよくわかり、自然の環境を守ることの大切さとかもよくわかった。板倉先生の指導でぜひとも炭作りをしてみたい」などの声が寄せられました。

 各連からは、「元気な農家の後継者」「漁民の森づくり」「京都産木材の認証制度」「お魚をおいしく食べたい」などの内容で活動報告がありました。それぞれの現場の“生”の声、それぞれの立場からの熱い思いが届き、参加者の感動と共感を呼びました。

 さいごに、JF京都府漁連 佐々木新一郎代表理事会長より閉会のあいさつがありました。


「お魚ひろばの取組み」
京都生活協同組合舞鶴行政区 佐織一枝さん

「ウッドマイレージCO2京都産木材認証制度の取組み」
伊東木材株式会社 代表取締役 伊東宏一さん

「漁民の森づくりに取り組んで」
京都府漁業協同組合連合会指導課主任 花崎元裕さん

「Come on!まいづる!」
JAにのくに青壮年部舞鶴支部 添田 潤さん

 


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京都府生活協同組合連合会連合会