「京都の生協」No.62 2007年4月発行 | ![]() |
食の安心・安全へ、リスク・コミュニケーションすすむ ―意見交換会、パブリック・コメント募集など、活発に― |
近畿農政局と近畿地区生協府県連協議会との意見交換会
3月1日、せいきょう会館(京都市中京区)にて、近畿農政局と近畿地区生協府県連協議会との意見交換会が開催されました。近畿農政局からは進藤眞理局長はじめ11人の方が、生協からは近畿6府県の生協連・日本生協連関西地連の役職員など24人が参加しました。 意見交換会が開かれるのは、ことしで9年目。開会にあたって、進藤眞理・近畿農政局長、近畿地区生協府県連協議会を代表して小林智子・京都府生協連会長理事があいさつをのべました。 テーマと農政局からの報告者は以下のとおり。「農薬等のポジティブリスト制度、高病原性鳥インフルエンザ、米国産牛肉について」早川和夫・安全管理課長、「加工食品の原料原産地表示について」鎌村貞寿・表示規格課長、「食育推進と農林水産省の取組み」中山直子・消費生活課長。 坂本茂・京都府生協連事務局長の司会のもとにすすめられ、各府県の地域特徴にもとづいた生協活動を反映した意見交換会となりました。
1月26日、京都府保健環境研究所を会場に、2006年度第3回きょうと食の安心・安全意見交換会が開催されました。 京都府生協連から、廣瀬佳代理事、坂本茂事務局長、川端浩子事務局担当が出席したほか、京都生協、コンシューマーズ京都(京都消団連)、NPO京都消費生活有資格者の会など10人が参加しました。 京都府からは、上田彬博・食の安心・安全副プロジェクト長、川崎淳司・同プロジェクト主幹はじめ関連部局から9人が出席。 テーマと報告者は以下のとおりでした。「平成19年度食品衛生監視指導計画案」森田朗・生活衛生室副室長、「食品の微生物的安全確保について」森垣忠啓・保健環境研究所細菌・ウイルス課長、「食品に残留する農薬等の検査について」塩崎秀彰・保健環境研究所理化学課長。 昨年5月から、農薬・動物用医薬品にポジティブリスト制が導入されましたが、その進捗状況が注目されていました。 京都府からは、昨年神戸検疫所で見つかった輸入野菜の事例をもとに、食品衛生監視の具体的な仕組みについて、くわしい説明があり、参加者とのあいだで率直な意見交換がおこなわれました。 意見交換に先立ち、京都府保健環境研究所内の施設見学がありました。参加者は、検査のすすめ方などについて、熱心に質問していました。 京都府および京都市へ食品衛生監視指導計画案について意見提出 京都府および京都市の「食品衛生監視指導計画案」が公表され、これにたいする住民意見の募集がおこなわれ、住民の意見を反映して「計画」を策定するという取組みがはじまって、今年で4年目をむかえます。 京都府生協連は、毎年、京都府と京都市に意見を提出しています。これらの意見がとりいれられ、年ねん、「計画」の改善がすすんでいるのが特徴です。 |