「京都の生協」No.67 2009年1月発行 この号の目次・表紙

第15回京都府生協大会 「2008・京都・たべるたいせつ」フォーラム
「がんばれ 日本農業! 漁業!」をテーマに開催

  2008年10月15日(水)、ハートピア京都(中京区)で、「2008・京都・たべるたいせつ」フォーラム(第15回京都府生協大会)を開催。ことしは「がんばれ 日本農業!漁業!」をテーマに180人が参加しました。
  農林水産省近畿農政局、京都府、JA京都中央会、(社)京のふるさと産品価格流通安定協会から後援をいただきました。  「2008・京都・たべるたいせつ」フォーラムは、京都府生協連・笠谷敏子理事の司会のもと、小林智子会長理事の開会あいさつではじまり、京都府府民生活部消費生活安全センター 但馬幸伸センター長より、京都府山田啓二知事のご祝辞を披露いただきました。


参加されたみなさんに京のブランド産品・みず菜をプレゼント



開会あいさつをする
小林智子会長理事


来賓あいさつをされる
京都府府民生活部消費生活安全センター
但馬幸伸センター長



漫談 「がんばれ 日本農業」 社会風刺漫談家 ナオユキ さん
 フォーラム前半は、社会風刺漫談家 ナオユキさんによる漫談で、演題は「がんばれ 日本農業」。
  食にたいする消費者の不信が高まっているなか、ひょうひょうとした話しぶりでところどころに風刺をきかせ、問題点を笑いのなかに巧みに盛り込まれた内容でした。
  参加者からは「身近な視点から楽しく理解できた」「楽しく学ぶ機会こそたいせつ!」「ほのぼのとした語り口がよかった」などの声がありました。

講演 「環境と食・京都の海の定点観測から」
京都大学フィールド科学教育研究センター舞鶴水産実験所 益田 玲爾 准教授
2002年から6年半かけて舞鶴で定例潜水をおこないながら撮影した映像をふんだんに使って、最近の京都の海の変化をくわしく報告されました。
  以前は確認されていたが、近年は同じ海域ではまったく見られなくなったマイワシやブリ、サヨリ。反対に以前はまったく見られなかったが、近年ふえつづけてきている「南方系」の魚たち。調査をすすめることで明らかになった過去30年間の海水温の上昇と魚種の変化の関係や、毎年話題になっている「エチゼンクラゲ」の考えられる発生理由と対処法など、実際に潜って観察することでわかる海のなかでの実情を多くの映像をもとにくわしく紹介していただきました。獲った魚のレシピの紹介をまじえながら、どのようにしたら海のゆたかさを守っていけるかを考えさせられる講演でした。
  参加者からは「海底に生息する魚のお話、興味をもって聞きました。知らないことが勉強できて、充実した一日でした」「幅広くおもしろく聞かせていただきました。とくに舞鶴の海で起こっている身近なお話だったので、また企画していただきたいです」などの声がよせられました。



日本生協連「たべる、たいせつフェスティバル2008」、2日間で3万7000人がつどう


 2008年11月1日(土)〜2日(日)、日本生協連主催「たべる、たいせつフェスティバル2008」が、近畿地区の生協と食育に取り組んでいる行政、教育機関、生産者、食品企業など135団体・個人の協力をえて、大阪城ホールで開催されました。「たべる、たいせつ。つながる、きずな。」をテーマに、多彩な食のイベント・活動の交流がおこなわれ、2日間で親子連れなど3万7000人をこえる参加者でにぎわいました。たべるたいせつシアターでは、1日はエンターティナーのグッチ裕三さん、2日は歌手の紙ふうせんが出演しました。


京都生協もブース出展しました



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