2008年10月7日(火)、京都府健康福祉部健康対策課・半井達弥(なからいたつや)副課長を講師に招いて開催。新型インフルエンザをテーマにした学習会は京都府生協連として初めての企画で、会員生協の役職員も多数参加しました。
強毒性のウイルスH5N1型による鳥インフルエンザがアジア地域を中心に世界各地で発生しています。2008年5月までに、382人が感染し、241人がなくなったといわれています。このH5N1型ウイルスが変容して、人から人に感染する新型インフルエンザの発生が懸念されています。
半井副課長は、新型インフルエンザ発生のメカニズム、パンデミック(世界的大流行)による被害想定、感染予防対策などについて、ていねいに説明。パンデミックは2ヵ月ぐらいの周期で数回起こるといわれており、個人にとっては正しい情報の収集と一般的なインフルエンザ予防(手洗い、うがい、マスク、せきエチケット、人ごみをさけるなど)を再確認し、せめて2週間分の食料品や日用品の備蓄を、とよびかけられました。
京都府としては府民へのアピールが十分にできていないことが課題のひとつで、医療機関や行政関係との相互理解をすすめているとのことでした。事業者としての生協にたいしては、「必要不可欠なサービスを継続することと迅速な復旧・再開が求められる。中小企業庁が出している中小企業BCP(事業継続)策定運用指針などが参考になる」とのアドバイスがありました。 |