「京都の生協」No.70 2010年1月発行 今号の目次

  京都環境フェスティバル 2009に出展
~牛乳パックを使った工作学習、パネル展示なども~

 「京都からCOP15へ市民の声を」メッセージ書き体験

 2009年11月21日(土)~22日(日)、京都府総合見本市会館(パルスプラザ)で、「つなげる 広がる KYOのエコ」をテーマに開催されました。
 京都府などが主催する同イベントは今年で20回目。府内で活動する135のNPO法人(特定非営利活動法人)や企業、学校が出展しました。
 京都府生協連は、会員生協の環境活動を紹介しながら、COP15へむけてのメッセージ書き体験、工作学習などに取り組みました。


20回目を迎えた京都環境フェスティバル


 京都の生協から、代表を派遣

 京都の生協では、2009年12月にコペンハーゲンで開催の「COP15(国連気候変動枠組み第15回締約国会議)」に、京都生協・京大生協から代表を派遣。
 フェスティバルでは、「京都議定書」採択の地・京都から、地球温暖化にむけて世論をたかめていこうと、「京都からCOP15へ市民の声を」をテーマに、それぞれの環境にかんする思いをメッセージカードに書いていただきました。


COP15へむけてメッセージ書き体験

牛乳パックでおもちゃをつくろう
京都府生協連・笠谷敏子監事(左)/京都生協・有地淑羽常任理事(右)

COPは、国連気候変動枠組条約(UNFCC)をうけて設置された会議で、年に一度、各国の環境に関わる省庁の大臣が集まり、同条約の成果について話し合います。2009年のこの会議は、12月7日から18日まで、 デンマークの首都コペンハーゲンでおこなわれました。会議の目的は、京都議定書に定めのない2013年以降の地球温暖化対策を決定し、各国の同意をもとめることでした。


  COP15代表者を送るつどい開催

 2009年11月26日(木)、せいきょう会館で、COP15に参加する京都の生協からの代表を激励するつどいを開催しました。
 主催したのは、京都生協・コンシューマーズ京都・京都府生協連で、30人が参加しました。
 つどいでは、京都生協から吉村由喜子さん、亀岡昌子さん、京大生協から中村悠さんが出席、あいさつしました。

亀岡昌子さん(左)・吉村由喜子さん(中央)・中村悠さん(右)
亀岡昌子さん(左)・吉村由喜子さん(中央)・中村悠さん(右)

 「成功へ世論を盛り上げたい」

 中村悠さんは「京大生協環境委員会(Eコープ)で環境レポートの作成や他大学生協との交流をおこなってきた。現在、京都大学大学院エネルギー科学研究科エネルギー社会・環境科学を専攻し、省エネルギー都市のあり方について研究している」と自己紹介。「またとない機会であり、しっかり勉強していきたいし、COP15の成功にむけて世論を盛り上げる役割をはたしていきたい」との決意をのべました。


 COP15の意義について学習講演

 つどいでは、気候ネットワーク・田浦健朗事務局長が「COP15の重要性~未来のために失敗できない国際会議~」と題して講演をおこないました。

気候ネットワーク・田浦健朗事務局長
気候ネットワーク・田浦健朗事務局長