「京都の生協」No.70 2010年1月発行 今号の目次

  京都府立丹波自然運動公園などで
2009年度 京都府総合防災訓練

 2009年9月5日(土)10~12時、京都府立丹波自然運動公園などで、「2009年度京都府総合防災訓練」が開催されました。
 同日午前9時、殿田神吉越畑断層を震源とする地震が発生し、京丹波町をはじめ府内10市町で震度6弱以上を観測。南丹広域振興局管内において、広範囲にわたる家屋倒壊、複数の火災、京丹波町は山林火災が確認されるなど、多くの死傷者が出ているという被害想定での訓練でした。


山田啓二京都府知事とボランティアのこどもたち


 京都府生協連では、京都府との「災害時における応急対策物資供給に関する協定」にもとづき、「応急支援物資の調達・搬送・配布」の訓練に参加しました。
 生協のトラックで、体育館前に救援物資を搬送。その後、生協・JAのボランティアにより、当日の訓練参加者に救援物資(お茶)を配りました。
 当日は、生協とJAあわせて30人のボランティアが参加し、「座屈ビル救出・救助訓練」、「倒壊家屋救出・救助訓練」、「大規模火災対応訓練(一斉放水訓練)」などの見学もおこないました。


応急対策物資の調達・搬送・配布訓練


 京丹波町で地域事前学習会を開催

 2009年9月3日(木)、こもの区民会館(京丹波町)で開催。京都生協・西ブロックの協力により、地元の生協組合員18名が参加しました。
 京都府生協連・小峰専務理事が、「2009年度京都府総合防災訓練の目的と訓練計画」について説明しました。
 京丹波消防署のご協力をいただき、「とっさの時の応急処置・AEDの使い方」について説明をうけました。ついで、京丹波消防署員の指導にもとづき、参加者一人ひとりが順番に「応急処置の実習訓練」をおこないました。


とっさの応急処置の実習訓練

 大規模災害対策協議会全体会議開催

 2009年11月17日(火)、大阪で12府県生協連・各単位生協・事業連合の防災担当などが参加して開催されました。
 「新型インフルエンザ対策の実践報告」(コープこうべ)、学習企画「新型インフルエンザ・BCP作成のポイントについて」(シーマ・ラボ・ジャパン代表取締役・上田悦久氏)をうけて、グループワーク「わがまち減災マップシュミレーション」をおこないました。
 11月30日(月)岐阜県で開催予定の「東海・北陸地区広域図上演習」の準備状況についての報告があったほか、2010年1月19日(火)奈良県で開催が予定されている「近畿地区広域図上演習」については、「奈良県が被災し、京都南部(木津川断層帯)も被災した」という想定でおこなうとの報告がありました。
 2009年度の獲得目標として、「広域連携プログラム・相互支援協定をもとに、図上演習を通じて、さらなるレベルアップをはかる」ことなどをあげています。